初めてメンズネイルに挑戦してみた話。
初めてネイルを塗ってもらった。
爪の先をトロンと優しい液体で彩れば、今まで殺風景だった指の先に、一輪ずつ花が咲くような気持ちになった。
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はじめまして。KENTといいます。
普段は「Z世代の企画屋」として、1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代に向けた企画作りをしています。
「僕と私と株式会社」という小さな会社を運営する、面白そうなことや人が集まりそうなことが大好きな経営者です。
今回は、そんな僕のメンズネイルとの出会い、そして初めてメンズネイルサロンに行ったエピソードを書きました。
ネイルに興味がある方、そしてもうすでにネイルを楽しんでいる方もぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
僕がメンズネイルと出会ったきっかけ
僕がネイルと出会ったきっかけは、初めて塗った透明なマニキュアでした。
お仕事をきっかけに頂いたメンズ用の透明なマニキュアを、なんとなく「面白そうだ」と思って塗ってみると、自分の爪が今まで見たことがないほどきれいになったんです。
「すげぇ……」
自分の爪とは思えないくらいのピカピカなその姿に、思わずテンションが上がりました。
「ネイル、面白いかもしれない…」
そう思ってネイルに興味を持ちはじめてから、自分でもマニキュアを何本か買ってみることにしました。
最初は目立たないくらいのシンプルな色から挑戦。
思ったより塗るのが難しくて、爪からはみ出てしまったり、乾かないうちに触ってしまって塗り直しになったり、苦戦しながら塗る時間もあるけれど、そんな時間も含めて爪がきれいになる瞬間はやっぱり楽しい。
それにネイルって、思ったより褒めてもらえることが多いんです。
目につく場所だからでしょうか。髪を数センチ切っても人には気がついてもらえないことが多いけれど、ネイルなら少し色を変えただけでも変化に気がついてもらえて、「ネイルしてるんだ、いいね!」と男女関わらず褒めてもらえる機会が増えました。
そこから何気ない会話に繋がったり、男友達同士でネイルの話題で盛り上がったり、新しい会話が広がります。
メンズネイルサロンが教えてくれた「爪を大事にすること」
ネイルに可能性を感じ「男性にも、もっとネイルを楽しんでほしい!」と、そんな気持ちが湧き上がってきてからはもう止まりません。
Z世代の企画屋として奮闘した結果、株式会社グランネスさんと共同企画をしたメンズネイルサロン「KANGOL MEN'S NAIL」をオープンすることが決まりました。
そこで僕自身も研究をかねて、実際にKANGOL MEN'S NAILへ行くことに。
ネイルのプロにアドバイスをもらいながら、まずはどんなネイルカラーにするかを決めます。
今回選んだのは、シンプルなグレージュのカラー。
男性には黒色が人気らしいのですが、せっかくネイルサロンで塗ってもらうなら新しい色に挑戦してみようと、おしゃれで目立ちすぎない色を探してグレージュに決定しました。
男性にとってネイルサロンはまだまだ慣れない場所だと思いますが、僕も驚くことがたくさんありました。
まず驚いたのが、「人に爪を手入れしてもらう体験」です。
今まで生きてきたなかで人に爪を切ってもらうなんてことはありませんでした。
それがネイルサロンに行くと、まるでエジプトの王族みたいなポーズで椅子に座り、手を差し出すとプロのネイリストさんに爪を整えてもらえる。それだけでも、非日常感が溢れるちょっと贅沢な時間が過ごせます。
そして、「ネイルは意外と管理が大変」ということにも驚きました。
ネイル自体が水に弱かったり、爪の先に力をかけすぎてしまうとネイルが剥げてしまったり、思ったよりも気遣う部分が多かったわけです。
そもそも、基礎的なネイルケアの知識すら僕は全然知らないことに気がつきました。
KANGOL MEN'S NAILでは、そんな僕自身の体験をもとにネイル初心者の方でも気軽に通えるような工夫を凝らしました。
例えば、通常のネイルサロンのようにメニューから施術内容を選ぶのではなく、サロンの公式Instagramの写真をネイリストさんに見せれば、写真の通りに塗ってもらえるように設計したり、日頃からできるネイルケアについても詳しく知ってもらえるよう工夫しています。
Instagramはこちら(メニュー作成中)
気持ちも彩る、ネイルのある生活
実際にネイルをして生活をしてみると、思ったよりも日常の楽しみが増えました。
というのも、生活のうちで手を見る回数ってかなり多いと思うんです。
例えば、スマホを使うときや手を洗うとき、ものを手に取るときなど、意識していなくても自分の手は目に映ります。
そんな爪がきれいなネイルカラーで彩られていたり、きっちり整えられているだけで、爪をちらっと見るたびにテンションが上がりました。
「いい色だな〜」なんて思いながら、アクセサリーを楽しむように見つめてしまったり。
爪は鏡を使わなくても見れる場所にあるので、人にどう見られるかだけではなく、自分のためだけの宝物としても楽しめるのは、大きな発見でした。
ちょっとしたおしゃれをしたいときも、ネイルの色に合わせてコーディネートを考えてみるなど、ファッションの一部として取り入れるだけで楽しみの幅を広げてくれるのも、ネイルの面白いところです。
メンズネイルで、毎日に新しい楽しみを
実は最近の調査で、若い世代のネイルの需要が年々増加していることがわかっています。
それだけ、みんなのネイルへの関心が高まっているわけです。
そこには「今までの自分に新しいアクセントがほしい!」とか「自分の個性を表現したい」といったそれぞれの気持ちがあるのかもしれません。
メンズネイルに興味があるけれど少しハードルを感じている方は、まずはネイルケアから挑戦してみてはいかがでしょうか?
仕事の関係でネイルカラーは塗れなかったとしても、爪がきれいに手入れされているだけで自分の気分が上がるだけでなく、仕事上での印象も良くなるはずです。
また、最近はリモートワークが広まり、家の中にいる時間も増えました。
人に会う機会が減ると、身なりを整えるのもなんとなく気が進まないものですが、そんなときこそ自分のテンションを上げてあげる「ご自愛」としてネイルを取り入れてみるのもいいかもしれません。
毎日をちょっと楽しむためのネイルを、僕と一緒に初めてみませんか?
11月中は、立ち上げ準備として
テストユーザーを募集しております。
興味があるかたはTwitterにてDM頂けると嬉しいです。(アルバイト募集も実施中です!※経験者のみ)
最後まで読んでいただきありがとうございました!
取材執筆: 今瀧健登
編集協力: 目次ほたる
■今瀧健登/Z世代の企画屋
1997年大阪生まれ。横浜国立大学教育人間科学部卒業。小学校教員を経て、組織コンサルティング会社に入社。自身の誕生日プレゼントとして、2社目となる「僕と私と株式会社」を設立。Z世代に向けた企画/コンサルをしつつ、原宿にてデジタルデトックスカフェHANARIDA原宿店を経営。
著書: 花束を買いに
Twitter: @k_hanarida
■僕と私と株式会社
会社概要
HP: https://boku-to-watashi-and.com
代表:今瀧 健登
設立:2020年11月
所在地:東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V 3F
事業内容:Z世代に関する企画・プロモーション事業、 ブランド事業