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彼氏の転勤!あなたがすべきことは?

最近、彼氏と付き合って半年になる友人(以下、A子)から、相談を受けました。
「彼氏の転勤が決まったんだけど、どうしよう?!」というものです。

その相談に乗りながらも、過去に同じようなことで悩んでいた時、
私が尊敬する先輩からいただいた、数々のアドバイスを思い出しました。
せっかくなので、今日はそのことについて書きたいと思います。

(1)まずは、落ち着こう

A子は私に相談があると持ちかけてから、会うなり「早速本題に入っていい??」とマシンガントークで一部始終を話してくれたのですが、一目見たときから、かなり気が動転していることが見てとれました。

2日前に医者の彼氏から転勤が決まったことを聞いたばかりとのことで、
「私もついていこうと思うんだけど、今の生活を全部捨ててついて行っていいのかな」と悩んでいるようです。
「彼の実家は小さな病院経営をやっているんだけど、彼のお父さんの具合が良くないみたいで。実家の病院に転職して、ゆくゆくは彼がその病院を継ぐから、自分も看護師として一緒に手伝いたい」と、A子。
なんと彼氏は1ヶ月以内に実家に引っ越すとのことで、A子も決断を急いでいたようです。
ちなみに、A子は20台半ば、今の彼氏は人生で2人目の彼氏でした。

一通り話を聞いた上で、私がまずA子にかけた言葉は、「そっか、それはびっくりしたね。ちなみに、彼氏とはもう結婚することが決まってるんだったっけ?」という質問でした。

A子はハッとした様子で、「ううん、特にそこは決まってないの」と下を向いています。
「そっか。そしたらA子まで急いで結論を出す必要はないと思うから、ちょっと落ち着こ」と私は伝え、A子が注文したココアを飲むように促しました。

(2)切り分けて考えよう

ココアを一口飲んだA子に対して、私が次にした質問は、これです。
「ところでA子って、もともと看護師をずっとやりたいと思ってたんだっけ?
地方で暮らしたい、とかも思ってた?」
A子と私は3年ほどの付き合いで、その間、「看護師以外の仕事もしてみたい」、「東京の生活が大好き!ずっとここにいたい」と言っていたのを聞いていたからです。

「うーん、それはそうじゃないんだけど、彼も一人で見知らぬ土地で重大任務を成功させないといけないから、私は支えてあげたいって思うようになったんだ」とのこと。

A子の気持ちも、私は痛いほどよく分かりました。
彼氏のことが好きなあまり、彼氏を中心に全てのことを考えたくなること自体、私も経験済みだったからです。

「それ、あんたが彼氏のことを今は好きだからいいけどさ、彼がおっさんになっても同じ気持ちでいられる?一生彼を支えるために自分の人生を捧げたいの?」と私は先輩に言ってもらって、胸にグサッと突き刺さったのを覚えています。
「でも、彼も大変な状況ですし・・・」と言う私に対して、先輩は「それは彼氏が今直面している問題であって、あんたの問題じゃないよね。彼は彼で問題を解決する能力がある。あんたは自分の人生のことをしっかり考えな」とハッキリと言ってくれました。

その時は、「そんな、冷たい・・・」と思ったものですが、
今ならその先輩の言ってくれた意味がとてもよく分かります。

彼の問題を、あたかも自分自身の問題のように捉えて、テンパっているA子の様子は、まさに昔の自分を見ているようでした。

「A子の気持ち、すごくよく分かるよ!ただ、彼もA子が自分の人生を犠牲にしてついてきてくれても、嬉しくはないんじゃないかな。
彼のために一生を捧げる覚悟がA子にあって、彼からも連れて行きたいから結婚しようと言われているならまだ分かるんだけど、そうじゃないんでしょ?まずは彼の問題は彼の問題と切り分けて、A子は自分一人の状態でどうするのが理想なのかをちゃんと考えた方がいいと思う。」
私は、表現には気をつけながら、そう伝えました。

A子はそれを聞いて、「確かに・・・。ぶっちゃけ、彼のことがなければ、私はまだ東京にいたいんだよね」と正直な気持ちを語り始めました。

この「彼の問題と、自分の問題を切り分けて考える」というのは、とても大事なことだと思います。
一見当然のことなのですが、特に女性は彼氏ができると途端に物事の判断基準を彼氏におきがちだと思っています。
彼の職業、住まい、将来設計に合わせて女性としての生き方を考えるのは、今の時代はもう古いのではないでしょうか?

逆に、「あなたが言うからついてきたのに」と、自分の軸もなく彼氏の転勤について行く女性に対して、「俺のせい、みたいに言われても重いよ」と言う男性の本音も聞こえてきそうです。

しっかりと切り分けて、「まずは自分一人の状態で、何が理想なのか」を紙に書き出すなどして、整理してみてはいかがでしょうか?

(3)自分の気持ちを伝えよう

自分の理想が明確になったら、それを臆することなく彼氏に伝えることが大切です。

ところが、A子は、「でも、東京にいたいって言ったら彼に別れようと言われるんじゃないかと思うと恐くて・・・」と不安そうにしていました。

その気持ちもよく分かります。
ただ、結局お互いが自分の考えを主張した上で、「別れる」以外の選択肢を見つけることができないのであれば、別れるのがベストなんだと私は思います。
お互いの未来が重なり合わないのであれば、それはどちらかが我慢したり無理をして一緒にいることになるので、今は別れないとしても、早かれ遅かれ別れる結果になると思うからです。

20代もまだ半ばのA子はとても美人でしたし、「例え別れることになったって、絶対次があるから大丈夫!思いっきり自分の考えを主張しなよ!」と私は背中を押しました。

「そっか、自分の考えを言ってもいいのか!なんかスッキリした!ありがとう」ともやが晴れたようなA子の表情を見て、私も嬉しくなりました。

(4)常に自分の軸を持とう

今回、A子が相談してくれたことは、「彼氏の転勤が決まった」という突然の出来事により生まれた悩みについてでした。
しかし、生きていれば人生いろんなことがあると思います。
今回に限らず、今後も自分の属する会社、家族、近しい友人に思いもよらない出来事が振りかかることにより、自分の人生までもが左右されるように感じることもあるでしょう。
その度に振り回される生き方をするのか、
何があっても「自分はこう生きて行く」というブレない軸を貫くのかで、
自分が感じる人生の幸福度も変わってくるのではないでしょうか?

そのためにも、まずは自分の軸をきちんと持つことが大切だと思います。
私にとっては、それは過去記事で何度か取り上げている、ASKアカデミー・ジャパンの研修を通して見つけてきた、人生の目的、自分の存在意義でした。
20代前半までは、自分以外の何かに人生を左右されてきたように感じていますが、今は意識して自分の人生の目的に立ち返るようにしているので、「自分の人生は自分で切り開くんだ」という立場を取り切れるようになってきたように思います。

まとめ

私の周りのアラサーで独身を楽しんでいる女性たちは、既にかなり理想の家庭像や自分の将来設計がはっきりとしています。
そのため、それが実現できる男性がいなければ、「結婚は急がない」という女性が多くなっていると思います。
どちらが良いとは言えませんが、まずは自分の人生の理想をしっかりと考えてみることは、どんな道を選ぶにしても大切だと思います。

一度きりの人生ですから、「とりあえず」の連続で「こんなはずじゃなかった〜!」と後悔するようなことがないよう、私も日々を大切にしていきたいと改めて感じました。
ありがとう、A子!!応援してるよ〜!

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