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夕焼け1605
夕焼けの
エレベーターホール
窓を背に
君は立っていた
表情はまるで
わからなかったけど
退屈そうに
待ってるみたい
※
チラッと
こちらに
視線が向いたので
柄にもなく
手を振ってみたよ
夕陽挿す
エレベーターホール
少し離れて
僕は立っていた
思い返して
後悔し始めてた
うれしげに
手を振ったことを
※
チラッと
白い歯が
見えたと思ったら
照れくさそうに
手を振ってくれた
チャイムが鳴って
彼女の姿は
吸い込まれるように
消えた
なにか
あたたかいような
空気をあたりに
残しながら