『半笑いのポッキーゲーム②』 #毎週ショートショートnote【裏側編】
こちらの作品の裏側となります。
(読まなくても、なんとなくわかるので
スルーしても可😇)
「ポッキーゲームでもすっか!」
鉄君の一声で始まった連想ゲーム。
「俺からいくぞ!」
ガチ酔いした彼は無敵モードだと思ったが
「んーと…」
初っぱなから言葉が出てこない。
「マジカルバナナだよ」
僕がアシストするも
「それだ!マジカルバナナ♪バナナといったら黄色!」
なぜか指差しで始まった。彼の中でせんだみつおゲームと混同している。だが女子達は意外と気にしていないようだ。
留学生のハルさんはこのゲームすら知らないだろう。僕のせいで始まったからには女子達を守らなくては…
「黄色と言ったら檸檬」
指を差された関さんは難なくクリアし僕を示す。きっと僕と思いのはずだ。
「檸檬と言ったら梶井基次郎」
…しくった。文学的知識をひけらかしてしまった。米津玄師ならまだしも…
「梶井基次郎と言ったら…え?誰?」
良かった。鉄君は自滅した。
ありがとう、梶井基次郎。
君の檸檬が今爆破したよ。
しかし僕には、忘れられない半笑いポッキーゲームになったのは言うまでもない。
前回のサブキャラ、武藤君の懊悩です。梶井基次郎の『檸檬』が役立つ日が来るとは……
わかりにくい方は、こちらをご参考に🙋
ちなみに私は「檸檬と言ったらザ・テレビジョン~♪」です。
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