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「子どもの自殺深刻」心痛む

2023年4月23日 新聞掲載記事
 春が到来し、桜が舞い散る季節の裏で、「子どもの自殺が深刻」という記事に心が痛み、ショックを受けた。10代前半の死因は、戦後初めて2年連続、自殺が1位になったという。この門欄でも「命」についての投稿を拝読した。

10代は多感な時期。悩みがあっても、ないように見せかけているだけではと思う。私には想像もできないような環境に追い込まれている子どもがいるのだ。自殺の背景には、親の障害や虐待、いじめや貧困など複合化した原因がうかがえるとの指摘もある。新型コロナウイルス禍も追い打ちをかけたのではないか。

私自身も感じるが、人とのコミュニケーションの取り方が難しく、希薄になってきた。春は進級・進学などで環境の変化も大きくなる。学校・地域・家庭で子どもに関わる人たちは、寄り添い向き合っていただきたいと思う。未来ある若者が夢を持って生きていける時代になってほしい。この世に「人の命」より貴いものはない。



人は、どんなに悲しいことがあっても
どれほど絶望しても、ひとつの感動や、ひとつの喜びや、ひとつの恋で生きられる。
生きてさえいれば、人から感謝されることがある。
生きていれば新しい友達ができる。
生きていれば「本当の幸」を見つける旅が続けられる。


生きてさえいれば 小坂流加


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