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【アメリカ生活】 ジミー・バフェットについて思う

ミュージシャンのジミー・バフェットが亡くなった。享年78歳。

日本人にはあまり馴染みがない人だが、アメリカの大人世代にはかなり有名な歌手みたいだ。フロリダやバハマなどの南国へのエスケープ、南の島のライフスタイルなどをテーマにした曲をたくさん作っている。 特にフロリダでは、彼の音楽は定番の懐メロ的な存在。車のAMラジオから放っておいても 勝手に流れてくる感じ。

そのジミー・バフェットが9月1日に亡くなったという。死因は皮膚ガンらしい。白人にとって日焼けによる皮膚ガンは身近で恐ろしい問題だ。JBも南国にばっかりいたせいで結果皮膚ガンになってしまったのか?笑えない。

JBは彼の代表的ヒット曲 『マルガリータヴィル』にちなんだ同名のリゾートホテルチェーンを全米中に展開している経営者でもある。わたしの住むフロリダにもビーチ沿いにホテルが数軒建っている。

先日Hollywoodのビーチに行った時のこと。ポイントへのアクセスが良かったので、マルガリータヴィルの駐車場を使おうとした。しかし駐車料金がとても高かったので諦めて、少し離れた別の公共駐車場を使った。

わたし達は悔し紛れに「ジミー・バフェットはあれだけお金持ちなのに、これ以上まだ儲けるつもりらしいよ」と笑い話にしていた。

主人の友達が怪我をしたオウムを保護した。車庫に行ったら、車の下で猫がオウムを襲っており、その羽をむしっているところだった。とっさに彼は猫を追い払ってオウムを助けた。オウムは怪我をしていた。保護したのはいいものの、彼は鳥かごを持っていなかったため、我が家の鳥かごを一時的に貸してあげた。

その日がちょうどJBが亡くなった日だった。そしてJBのトレードマークのマスコットはオウムだった。主人とその友人は、このオウムもしかしてJBの生まれ変わりだったりして?なんて話をしていたそうな。

スピ系の人だったらこの助けてあげたオウムとJBをひっかけて 何か運命的なストーリーを作り上げそうなくらい、タイミングの上手くあった出来事だった。

フロリダとJBはこのように切っても切れない関係。わたしみたいに、特にファンじゃない人にとっても、彼がもういないと思うとなんだか寂しい気持ちになる。