米粒詰草
文字通り、コメツブツメクサ。小さな小さな、ちょうど米粒と同じくらいの黄色い金平糖のような、星屑のような野花。
桜が見頃を終えようとする今日、とある街中の、なんと不法なゴミ捨て場にされている場所で見つけました。
マクロで撮ったミクロの世界。薄紫のスズメのエンドウの花も友達のよう。桜はすぐに散ってしまうけれど、この野花たちはまだ当分、ここでそっと咲いていてくれる。わたしにとって、秘密の花園はゴミ捨て場にある。
真っ白い春紫苑は花びらを閉じると薄いピンクになる。
野の花は生まれる場所を選べない。悲観もしない。置かれた場所で咲こうと、努力しているわけでもなく、ゴミ捨て場の片隅であろうが、高級住宅地の庭先であろうが、きっと咲くべきとき、今年も春が来たことを喜んで咲いているだろう。
きょう足元ばかり見ていて見つけた、米粒詰草の草原があんまり美しかったので。。山の春の続きの話はまた明日。。