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相手への敬意とか、自分への敬意とか
先日、いわゆる「先生」と呼ばれるような、平たく言えば“えらいひと”にお会いする機会がありました。
私の倍くらい生きている、単純に年齢で考えたって大先輩と言える方です。
お会いするのは初めてではないのですが、改めて気づいたことがひとつ。
その方はいつも誰に対しても基本丁寧語で、なんなら名前を呼ぶ時は「○○様」って言うんですよね。
そんな人、いる?
自分の半分くらいしか生きてないヒヨっ子に「○○様にもお会いできてよかったわ」とか言える人。
一歩間違えたら慇懃無礼になりそう。
でもそんな嫌味は全くなくて、心の底から自分のことも他人のことも等しく価値のある人間だと思っている、そんなスタンスが滲み出ている方です。
おそらく、それができるいちばんの理由は確固たる自尊心。
この人は本当に自分自身に、自分の人生に、並々ならぬ誇りを持っている。
多分、自分のことも「○○様」として扱っている。
だからこそ、肩書きや年齢、そんな「上下関係」みたいな概念は一切持たない。
誰のことも同じようにそう扱える。
そう感じました。
この先生を見ていると、日本人的「いえいえ私なんて」みたいな感覚がどっかにいってしまいそう。
それくらい、「誇りとは何たるか」みたいな、輝きが放たれていました。
みんながみんな、敬語で接したらいい、みたいなそんな話じゃないです。
それぞれのキャラだってあるし。
みんなのお母さん!みたいなフランクな人も素敵だし
みんなのアニキ!みたいな貫禄ある人だってかっこいいし
いくつになってもみんなの妹キャラ!もはや年下の子もタメ語!みたいな人もとってもかわいい。
だから敬語だとか立ち振る舞いだとかそういう表面的なことじゃなくて、
「ただ、自分に誇りを持つこと」。
みんなそれぞれ自分の路線でいい。
そのままの自分で、自分に恥じない生き方をする。
そして決して自分を卑下したりせず、価値ある人間だと信じて疑わないこと。
そう生きたなら、絶対、他人に対しても同じように接することができる。
それをハッキリと見せつけられた、みたいな、そんな日になりました。
……という話でした。
なんだかすごく伝わりづらい気がしているのですが、つ、伝われ……!