怒るのが苦手な人、泣くのが苦手な人、楽しむのが苦手な人…いませんか
…という、そんな話です。
私は怒るのが苦手でした。
「え、今の言葉ってさ…」って感じた時に、思考が先にきてしまって
怒っていいところなのか、よくわからなくなるから。
怒りたいけど、そんな自分が本当は間違っているのでは…とか、
考えてしまうことがよくありました。
こんなふうに、
「怒るのが苦手」
「泣くのが苦手」
「笑うのが苦手」
「楽しむのが苦手」…
そういうひと、結構いるのではないかと思います。
私のような人もいれば、争いごとが苦手で我慢してしまう人、
泣くなと教えられた人、無防備に楽しむことへ怖さや遠慮を感じてしまう人、あるいは自分の笑顔がコンプレックスな人…とか。
(外から見て感情がわかりやすいかどうかではありません。
自分の中で、苦手意識や禁止があるかどうかの話です)
でも私が思っているのは、喜怒哀楽は繋がっている、ということ。
どれか一つを封じてしまったら、他の感情も、感じにくくなる。鈍くなる。
心の蛇口はいっこしかないのです。そんな気がしています。
怒りだけを、哀しみだけを、喜びだけを上手に切り替えて蛇口を締めるなんて
そんな器用なことはできないのが人間だと思う。
だから、ひとつを止めようとすると、どんどん蛇口が錆びてしまうの。
どれも全部、出しにくくなってしまうの。
それはきっと、自分の世界がどんどんグレーになっていくこと。
すごくさみしいことだと思います。
それに本当は、喜怒哀楽の感情と「その理由」って、別物のはずなんだよね。
例えば私の例で言えば、怒ってしまった時にそれが見当違いの理由だったとしたって、
一旦「怒りを感じた」ということは
それはそれで否定しないでいいもののはず。
その、感情の出し方や伝え方は重要だし
やっぱり自分の捉え方が間違っていて、怒るべきところではなかった、
というのならそのあとで謝ればいい。
それを許してくれないほど、心の狭い相手ではないでしょう?
だからその瞬間感じた喜怒哀楽は、それはそれ、であっていいのだと思います。
「身内が亡くなった時以外は、泣いちゃダメだから」
と言っていたあの子は、元気かな。
泣いてもいいと思うんだ。
気にすべきがあるとすれば、本当に、表現の仕方だけ。
笑うことは病気にも効く、なんて言いますが
自分の喜怒哀楽、みんなみんな大事にしていったらいいと思う、
そんな今日この頃なのでした。
(余談)
星読み的に考えた場合なんですが、
私は火星を頂点にしたTスクエアもちです。
他は水星と、天王星×土星の合。
だから「怒りと思考がぶつかる」みたいなことになるのかな〜と
思ったりしました。
そもそも魚座の火星なので、威力も弱そうだし。
もしこれが金星頂点だったりしたら、無防備に楽しめない、とかになったりするのかな?
とりあえずなんにせよ、みんな感情、大事にしてこう!