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遺伝子のマッチング

わたしは今までに"におい"=フェロモンが合わずお別れに至った人が3人いる。

-なんかイヤだな
-触れたくない
-この人の子孫を残したくない
-一緒の空間にいたくない
-気分が下がっていく
-イライラしてしまう


毎日彼のことを考えて思い出してはポッと頬を染めるほど大好きだった人が、一瞬にして生理的に無理!となる魔力。

それが"におい"だ。

反対にその人の持つ"におい=フェロモン"がすきなひとに対しては

-ほんのり優しい温かいにおいを感じる
-いつまでも触れていたい
-どんどん好きになっていってしまう
-この人との子供ができたらいいな
-癒される
-ずっと一緒にいたい
-クンクンしていたい


一瞬にしてそんな彼に虜になってしまうのだ。


ひとの体臭とは代謝によってつくられる脂肪酸やタンパク質やステロイドなどの分解物のにおいである。

白檀とムスクを混ぜたようなほのかなあたたかさを感じる香りである。実は豚も同じような体臭をもつ。

また、体臭は遺伝子が支配していて、人は一生持ち続ける変わらないかおりなのだ。


フェロモンは性感情の高まりにともなって現れてくる。女性を引きつける香りなのだ。
人それぞれ違った香りを放つフェロモンは女性の本能に訴えかける。

例えば、大枠でいうとすき!かきらい!か。
セクシーな気分になれたり、無になれたり、愛おしく思えたり。
不快に感じたり、理性的になったり、バリアを張ってしまったり…

性格がどんなに合っても、尊敬する人であっても、タイプだったとしても、
一瞬にして恋心は冷める。

わたしがまだ経験が浅いからなのかもしれない。チャレンジしていないからなのかもしれない。

でも、わたしの中で"この人はやめておけ"と呪文のように繰り返されるのだった。


女性は男性を嗅ぎ分ける特殊な力をもつ。
それは妊娠、子育てという人生、自分の生死をかけたものすごい仕事があるため、パートナーとなる男性をしっかり慎重に選ばなければならない。
生物の本能として備わっている能力なのだ。

男性にも嗅ぎ分ける力をもつが女性よりはるかに小さい。

いいにおいと感じるのは、自分とかけ離れた遺伝子を持つ男性なのだ。

お父さんや兄弟にはクサイと感じるのは同じ遺伝子を持つため、近親相姦や同じ遺伝子が濃くなると障害や身体の弱い子供が出来てしまうため、男性としての魅力を感じなくなっている。
(近い遺伝子を持つ人は友人になりやすいという傾向があるらしい)

自分とかけ離れた遺伝子を持つ男性のことはいいにおいと感じ、子孫繁栄においで強い遺伝子を残すことが可能になる。
自分と彼の違う遺伝子掛け合わせることによって新たな環境の変化に応じることができる。



愛はにおいを乗り越えられるのか?





わたしの答えは3度試みてもNOだ。

みんなはどうだろうか。


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