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ボクが辞める ちょい前…

かみさんから
『会ってもらいたい人が居るんだけど
時間作れる?』って。

ん?何だ?
いきなり『この人と…』とかやめてよぉ?笑

彼女はボクと結婚してから花屋さんに勤め
その後、ウェディング専門会社に
就職した…というのは以前お伝えましたが
そこは今でこそ普通ですが
レストランウェディングのはしりの所でして。

そこでパティシエをしてた玉田さんていう方を
ボクに紹介してくれてね。
聞けばその時点で飲食専門で10年やってるヒト。

『飲食業は甘くないよ〜!』って
会って初っ端、頭をハンマーでバシっと
叩かれた感満載の一言を。。。

『ダンナさんさぁ?得意なのとか何があるの?』
と聞かれてね。

『オシャレな』…とか
美味しい何かとか…しか
答えられないのジブン。
ボクが飲食のド素人で
飲食で得に秀でたモノもないコトを
簡単に見破られ
後輩の男・茨木も同様だと…。

『そうね…持って半年かなー?』って。

『でさ、その後輩とは仲イイんだよね?
この先もずーっと?』って聞かれ

『そうっすね…この先も一緒に…』なんて言ったら
『だったら尚更、一緒になんかやらない方がイイよ。別れちゃうよ?』って。

みな…
『売れる』前提で話を進め
『売れてる』感じで数字を出し
『売れて売れて』を想像・妄想して
計画書も出したりするけども…

『甘くはないよ』って。

で…どっちがどうだってなって
喧嘩別れしたコンビを何人も見てきたと。

『いやいやいや…オレたちは違いますから!』とはとても言えませんでした。
全く何も武器を持ってないので。

『でも本気でやりたい!って言うなら
コーヒーの淹れ方とかの専門学校でも行けば?
そこからどう考えるか?それからでも遅くはないと思うよ』って言われて
意気消沈したのを覚えております。。。

その話を茨木にもしたら
『ん〜確かに…言わんとする事は分かりますし
甘くはないでしょうね…』と。
茨木はこの時、営業時代のお客さんの所で
軽くアルバイトを始めていた。

『ヨシ!ぢゃあオレが習ってみるわ!』

こうしてオサレなcafeの専門学校に行くつもりが、老舗のレトロな喫茶店経営を教える学校…
『日本喫茶学院』へと
入学する流れになるのです。。。


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