見出し画像

あの娘ぼくがデザイン賞とったらどんな顔するだろう

クリエイターの皆さん、賞欲しい人手を上げて。はーい。恥ずかしいけど、私もそれが夢の一つです。もういい歳なのにこのままじゃ全敗の人。はーい。結構いますね。

応募しても落選ばかりだと、少し落ち込んじゃいますよね。そんな気分の時に読んで欲しくて、この記事を書いてみました。

今回は、わかりやすくデザイン賞の話をゆる〜くします。実は私、あんまり応募しないし、苦手です。あと私は大して取れていないのにお話ししちゃいます。すいません。この手の話って、賛否両論あると思うので、個人の小話として読んで下さい。

それでは レッツ&ゴー

賞ってなんのためにあるの?

そもそもなんで、賞があったりするのという疑問があります。ずばり

社会を良くするための活動の一環

ざっくり言うと、ADCであればアートディレクターという仕事をもっと広く知ってもう活動の一環です。賞が無いとみんなにも知って貰えないし、展覧会を行ったり、本にもできませんから。運営の具体的な形として賞は一番わかりやすい方法なんです。もちろん新人育成や業界全体のクオリティの底上げという一面もあります。

昨年のデザイン賞の一部を紹介します。

JAGDA賞 2018
ポスター「LIFE」:永井一正
ジェネラルグラフィック「PERSPECTIVE DESK NOTE」:岡室 健
VI「高松市美術館」:原 研哉
ブック・エディトリアル「WANOBI」:菊地敦己
ADCグランプリ2018
グラフィック社「Advertising is」のブック&エディトリアル
大貫卓也 Takuya Onuki art director
東京TDC賞 2019 グランプリ 
Type Director : Michael Kelly (England)
Title : VR
Type Design
グッドデザイン賞 大賞
貧困問題解決に向けてのお寺の活動 [おてらおやつクラブ]
事業主体名:特定非営利活動法人おてらおやつクラブ
日本タイポグラフィ年鑑2019
グランプリ
『九州ロゴマーク VI』茂村 巨利

何が受賞を決めるのか?

りっぱなコンセプトや規模の大きさがが必要かと、言われるとそうでもなくて、プライベートな数枚の印刷物やフリーペーパーでも入賞しています。ちなみにコミケ向けの同人誌や、フリーフォントも入賞しています。なので、たいそうな作品じゃないので応募しても無理とは思わない方が良いです。

安心してください なんでも入っています

ちなみに、最近は海外の賞も応募しやすくなっており、日本人の受賞も多いです。海外でも、どんどん入賞できます。

とはいえ、実は少人数の人間が審査するので、公平ではありません。好みだってあります。公平、そんなの無理なんです。だから、入賞しなくても落ち込む必要はないんです。

反省はしてもいいけど、後悔はしなくていいと思います。

たとえば、モリサワのタイプフェイスコンペは、ガラッと審査員の入れ替えがあったので、まったく入賞作品の雰囲気変わっています。田中一光さんの時代は、ディスプレイタイプというか、デザインよりの変わった入賞作品の多いです。近年の入賞作品は逆に、縦組みの本文よりで、どこか書の大切さが漂う作品が多いです。

だから気にすることはないし、審査員に合わせることも無いです。むしろ丁寧に審査して貰えるのでありがたい機会です。逆に審査員に個性があるから、面白いと思ってゲーム感覚で楽しんだ方が良いと思います。イラストレーション誌のザ・チョイスなんかは、そういう楽しさ出てますよね。

公平にしようと思ったら、ネットで多数決も一つの方法です。それも面白いなと思うのですが、そんなのばっかになったら、たぶんつまらない気がします。個性的な審査員の、気まぐれを楽しむゲームだと思った方が人生は楽しいです。

そもそも賞って、何か頑張って作った結果の副産物です。

一生懸命作ったら、たまたま生まれるみたいな。当たり前だけど、大事なのは制作物で、賞はオマケ。そんな気持ちで、望んだ方が絶対に賞取れると思います。実際、そういう作品が受賞していること結構多い気がします。

賞を取る方法って、案外無心みたいな感じだと思います。

私は昨年は制作に集中したいので、余分なことを考えないために、なにも応募しませんでした。とはいえ、やっぱり羨ましくなっちゃうのが人の性。

今年は時間があったら、なにか応募しようかなと思います。

📝memo 今回の記事を一言で表現すると
大事なことは賞なんかじゃない。でもやっぱ気になる。


いいなと思ったら応援しよう!

フロップデザイン
もし、よかったらフォント制作の元気を下さい。新作フォントを頑張って制作します。