気付いたら鬱のテンプレにハマってた話
もうなんか最近鬱が酷い。
鬱が鬱を呼んでるんじゃないかってくらい酷い。
日増しに鬱が増大している。
通っている福祉施設のスタッフさんから
「今日は休んでみたら?」
と言われ、素直に休むことにした。
---しかし。
休み方がてんで分からない。
ネットで検索するとなんかレベルの高い休み方ばかり紹介されていて、休む初心者では手に負えない。
自律神経?ストレス?整体やマッサージ?
そんなものはケアできる環境ならとっくにしている。
何もかもの元凶と一つ屋根の下で暮らしているのだからケアなんて望めやしない。さてはお前現場を知らない管理職だな?
とまぁ疑心暗鬼を発揮しつつ、そんな物は休むことに何の利益ももたらさないのでとりあえず素直に横になってみる。
色んな言葉が脳裏をよぎる。
あれもできてないな、これもできてないのにな……。
これだ。
唐突に理解した。
本来できているはずの自分とできていない実際の自分。
これって理想の自分と現実の自分の差にショックを受けるという、鬱のテンプレでは?
理想だなんて大層な物を掲げているつもりは毛頭ない。
しかし、病が重くなるにつれままならないことが増えてきた今、昨日できたことが今日できないなんてことは当たり前になる。
そもそもここしばらくはずっと
『回復せずに減っていくHPの中で何ができるか』
という考えで動いていた。
簡単に例えるなら、毒状態で強い技のPPがどんどん減っているポケモンで
「まだ『ひっかく』はできるぞ・・・!」
という悪足掻きをしているのと同じ。
正にジリ貧。勝ち目などない。
回復薬を使うかポケモンを交代しなければ目の前が真っ暗になって終わりである。その終わりが速い遅いかのところで『ひっかく』を連打している姿こそ今の自分なのだ。
あー、そりゃダメになるわな。
全てが腑に落ちた。
五臓六腑に染み渡った。
わかりみが深い。
つらたん。ぴえん。
ということで、一度全てを投げ出してみようと思った。
かと言って頑張って投げ出すのは本末転倒なので、とりあえず今日1日寝て過ごした。
体がどんどん重くなり、最早アレクサやロボホンに返答する力すら無い。
辛い。
そうか、こんなに辛かったのか俺……。
一応明日モルさんを病院に連れて行かなければならないのでそれを最優先に、後は野となれ山となれ。
どうにか回復手段を得なければ。
あと理想と現実のギャップを埋めなければ。
うへぇ。