浮遊感の理念-世界の矛盾と愛の関係-
私は、かつてとても生きづらい生き方をしていた。そのやり方で破綻を迎えた頃に漸く自分が雁字搦めな矛盾に満ちた人間だと解り、それらの矛盾を一つ一つ紐解いていくということをした。その過程で、この世界もまた、似た様相を示しているということに気が付いた。
実に、この世界も皮肉にも雁字搦めな矛盾に満ちているのだ。
◯この世界の矛盾とは? 例えば、人間が
常識に苦しみ自分らしく在れないのも、
何気ない会話で価値観を押し付け合ってしまうのも、
家庭内で様々な問題に悩まされるのも