Xデザイン学校ビギナーコース #9
9回目の講義は、構造化シナリオの後半戦、アクティビティシナリオとインタラクションシナリオの作成。
冒頭は以前より先生が仰っていたアクティビティシナリオができれば、UXを扱う者として「川を渡る」お話。
何度もお話されているので、本当に重要なのだろう。
もともとUXを学ぼうとしていたのも、世の中がどんどん変わっていく中で、人間のスペックはそこまで大きく変わらないから、人間のことを中心に考えればスキルとして陳腐化しづらいのでは・・・?というところから。
その一端がこのアクティビティシナリオにありそうだと分かった。
講義もそこそこに「じゃあ作ってみて」となった。
作るには作ったが、全員フィードバックする時間が無いとの事で、どの程度できているかどうかが全く分からなかった。。
アクティビティシナリオはインタフェース用語を使わないように作る。「明治時代の人に説明するように」というのは、ご年配の方にスマホとかの操作を説明する感じに近いのかな?と思い、そういう噛み砕いて説明するようなことは割と得意なはず・・と思っているのですがどうなのでしょうか。。
ただ、アクティビティシナリオ・インタラクションシナリオの出来とは別の所で発見があった。アクティビティシナリオを作り、そこからインタラクションシナリオを作っていく段階で、これまでちゃんと想定できていなかった事が明らかになってきた。
・アプリ想定でもアプリは誰が用意するのか?
・近隣の体育館などの施設が対象なら、会場数が膨大になりそう。どうやって検索してもらうのか?
・チケットの発券や、会場でのチェック方法は?
という所。
1番目と3番目は、ビジネスモデルキャンバスの所で定義しておく必要があったものなので、パートナーやコストが変わってきたりする。
こうやって出てきたものを取り込んで、また検証していく事が大事なのだと思った。
逆に言えば、これはこのシナリオを書いたからこそ見えてきたもの。
全然できているかは分からないけど、こういったプロセスが重要なんだなという事は分かった。
今日で講義部分は終了となり、次回はクライアントであるJVCケンウッドさんに提案(発表)をして終了となる。
UXベンダーになったつもりで取り組みたいと当初は意気込んでいたが、そんな事を口にするのはまだまだ早すぎるし、出来ない事という事を思い知らされた、これまでの講義だった。