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メルプWEB問診開発のきっかけ

こちらは、2020年9月12日に開催されたIQVIA主催の「クリニック生産性向上カンファレンス」で、弊社代表の吉永が登壇した「Web問診を活用した診療業務の効率化」の記事です。

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株式会社flixy代表の吉永と申します。医療機関向けのWEB問診サービス「メルプ」を提供しています。今回は、WEB問診を活用した診療業務の効率化について話をしたいと思います。

現在、このようなチーム体制でサービスを運営しています。

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まず、簡単に自己紹介ですが、私が代表の吉永でして、鹿児島生まれで慶應の医学部を卒業し2年初期研修を経たのちに、医師3年目でWEB問診サービスを立ち上げました。
医学生の時にプログラミングにハマり、将来ヘルスケア分野で起業したいとその頃から考えるようになりました。

今回のサービス開発のきっかけですが、医師3年目の時に医学部時代の同級生が豊洲のビジネス街で夜間内科診療所を開業しまして、その時に非常勤医師として携わったことがきっかけです。

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そこでは、紙の問診票と電子カルテの組み合わせの運用でして、患者さんは待合室で紙の問診票に記入するわけですが、その内容をスタッフの方がスキャナーでスキャンをして、電子カルテの該当の患者さんのフォルダに取り込みます。

そして、私がそのPDFを開いて、患者さんの問診の内容をまずは電子カルテに書き写します。そこまでの準備が終わってから患者さんを呼ぶということをしていました。また、1日40枚程度の溜まった紙の問診票を診察終了後にシュレッダーをかけてゴミを捨てていました。

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例えば、こちらの左側がサンプルの紙問診票ですが、患者さんは待合室で体調が一番悪い時にこの問診票を書くことになりますので、「かぜ」「のどが痛い」など単語レベルで記入して終わるか、もしくは、用紙いっぱいに場合によっては見えないくらいビッシリ記入するという二極化していました。

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問診票に記入した直後に、診察室で自分の症状を医師に直接伝えるのにどうしてわざわざ紙問診票で詳しく書かないといけないのか?と言われたこともありました。

一方、医師側としては、例えばインフルエンザ疑いの患者さんでしたら
・熱があるのか?
・のどの痛みがあるのか?
・周りでインフルエンザの人はいるのか?
など、症状別ごとに聞くべき項目がパターン化されています。

ですので、もう少し、事前に医師が取りたい患者さんの症状の情報をとることができないかと考えていました。


また、先ほど申し上げましたようにオペレーションの課題で、
紙問診をスキャンして電子カルテに取り込み、その内容を電子カルテに転記するという作業で一患者あたり大体1分半程度はかかっていました。
ですので、この診察前の作業も効率化したいという思いがありました。


今まで、そのような課題を解決したサービスがすでにあるのかなと思い、調べたところ、2007年くらいにiPadが日本に上陸した際に10社くらいタブレット問診を提供している会社がすでにありました。

ただ、タブレットで待合室で患者さんは問診に記入しますが、結局タブレットで問診内容を確認するだけで、連携していない電子カルテの場合は医師が電子カルテに問診を書き写すという作業が残っている点と、電子カルテとの連携は開発費用がお互いにかかりますので、結局全ての電子カルテとの連携は難しいという課題がありました。
あとは、待合室でのみの記入で、家から問診を記入することはできませんでした。

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ですので、そうした課題を解決できるサービスを作りたいと思い、メルプWEB問診を開発しました。

こちらがメルプWEB問診になりますが、まず、患者さんは家からチャット形式でクリニックの問診に回答します。医師側にはカルテのフォーマットで問診結果が表示されます。その問診結果を、ワンクリックで全ての電子カルテに取り込むことができます。

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3つ特徴がありまして、
まず、全ての電子カルテにワンクリックで問診を取り込めます。こちらに関しては、電子カルテ側と打ち合わせをすることなく、医院様側で設定して連携することが可能です。

あとは、問診の管理画面を医院側に提供していまして、医院側でかなり自由度高く問診をカスタマイズすることができます。
診療科別・検査別・症状別などに現在150程度の問診テンプレートを用意しています。

最後に、患者さんは医療用語ですとなかなか理解が難しい場合がありますので、患者さんには平易な用語で表示をして、医院側には医療用語でカルテのフォーマットで表示されます。

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もしよろしければ、こちらデモができますので、QRコードを読み取っていただいて、患者役としてメルプWEB問診を体験してみてください。

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