公園の侘び寂び
「習慣は30歳までに決まる」
そんな話を耳にしてから
ひとまず散歩を始めました。
散歩中にふらっと寄った
公園で見かけた
使い込まれた遊具と使用感の少ない遊具。
時代が変わっても
子どもたちが惹かれるものは
案外変わらないんだなぁと。
そんなことから
「時の流れ」を感じて
思い出したのが「パティーヌ」
フランスでは
「時を重ねたものは美しい」
という価値観があります。
それは、物そのものが美しい
というだけではなく、
長い時間をかけて刻まれた歴史や物語が、
その物にさらなる
深みと魅力を与えている
からだと思います。
当店が買付ている器も、
この魅力が詰まっています。
素朴で品のあるデザインに、
長年使い込まれた風合いが加わり、
持ち主たちの愛着や
その時代の物語を感じさせてくれます。
例えば、この写真に写る器に
刻まれた細かなカトラリー痕。
これまでの持ち主が、この器を気に入り、
大切に使ってきた証です。
そんな痕跡が、
器に独自の味わいを加えていると思うと、
より一層愛着が増します。
お客様から「白い器が多いですね」と
お声をいただくことが多いのですが、
それは私たちが経年変化した魅力も
大切にしているからです。
時の流れとともに生まれる美しさを、
ぜひ皆さまの日常にも
取り入れていただけたら嬉しいです。
静岡県浜松市中央区名塚町37
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