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人が人を思う気持ちに心が温かくなる〈本の紹介〉

私が好きな本の紹介をしたいと思います。
今日、紹介したいのは、
高田郁さんの「銀二貫」です。
大阪天満の寒天問屋井川屋の主、和助は旅の途中、仇打ちの場面に遭遇します。そして、仇討ちで父を亡くし自らも斬られそうになっていた鶴之助を銀二貫で助けます。
でも、それは、大火で焼失した天満宮再建の為のお金でした。
和助に引き取られた鶴之輔は松吉として井川屋の丁稚としての生活が始まります。
そして、料理人嘉平とその娘真帆と出会い、2人との交流のなかで、味のない寒天がもつ素晴らしさを知ることに。
そんななか、また大火が大阪の町を焼き付くし…

何度も訪れる大火が残酷です。
その度に人の大切なものを奪っていきます。
だけど、人はまた前に進み新しい生活を作り上げていきます。
大変ななかで、人が人を思いやって助け合っていく姿が描かれていて、優しく温かい気持ちになりました。
物語のなかで、松吉は真帆と「新しい寒天」を作る約束をするのですが、それがまた新しいものを生み出して行くのがとっても印象的でした!
この物語をみた後、必ず食べたくなるものがあると思います(^^)
高田郁さんの「銀二貫」でした。
興味をもった方は是非見てみて下さい😊

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