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管理入院は突然やってきた(双子妊娠ストーリーNo.15)

双胎間輸血症候群のリスクがあるため18週から週に1回の通院がはじまりました。子ども小さいながらも成長していて特段の異常はなく、通院後のランチや近くの有名パン屋でのお買いものを楽しみにお出かけ気分で通院していた私。

医師からは、「くれぐれも安静に、動きすぎないように」と注意は受けていたものの、特に問題ないし~~とどこか他人事のようにとらえて、毎朝のストレッチとヨガ、晴れた日は5000~7000歩くらいのウォーキングを継続。

25週の診察のとき医師が「今すぐにというわけではないけれど、週数が増えてリスクが高まっているからそろそろ管理入院してもらうかも。準備しておいて」と言ったときも、まだまだ先の話だろうくらいに受け止め、休日に家族と美味しいランチを食べたり外をお散歩してマタニティライフを満喫していたのでした。

しかし、管理入院は突然やってきました!!!

ゴールデンウィーク終了翌日の診察時、医師より「小さいサイズの赤ちゃんの体重の伸びがよくないし、そろそろ入院しましょう。連休もおうちで過ごせたしね」

いやいや、子どものサイズの問題は理解できるが、連休が終わったからというのは違うでしょう、先生。と突っ込みを入れながら家族に連絡し、4日後の入院までに慌てて家中の片付けや掃除を済ませ、結局全く安静に過ごさず入院日を迎えたのでした。

入院当日は何と私の誕生日!!

その時は恨めしく思ったものの、たしかに入院後の安静生活で血流がよくなったことにより子どもの体重の伸びが再び増えていったのです。誕生日当日の入院は、今思えば「お母さんいい加減ゆっくりしてよ、僕たち大きくなれないよ」という子どもからのメッセージであり、これまで家事に仕事に頑張ってきた私へのプレゼントだったのかもしれません。

最長2ヶ月にわたる入院生活。この間に私の人生が大きく変わるのだと思うと、心配よりも清々しく前向きな気持ちになりました。なにより、コロナ感染が拡大する中、病院という安全地帯に身を置ける幸せを実感するのでした。

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