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スマートリングのデメリット:絶対に使わない理由

最近、「スマートリング」と呼ばれるガジェットがブームになっているという話題が集まっているニュースを見ました。以前から、一部のメーカーがスマートリングを発売していましたが、スマートリング市場に参入するメーカーが増えているようです。

スマートリングは、指輪型の活動量計で、利用者の日常の活動をモニターし、記録する機能を持っています。この機能については、市場に既に存在するスマートウォッチやApple Watchなどのガジェットにも同様の機能が搭載されており、さらにスマートウォッチよりも前からバンド型の活動量計が存在しています。

私自身、何年も前からFitbitを利用してきました。この経験から言うと、スマートリングのブームが盛り上がっても、現時点で私がスマートリングを使用する意向はまったくありません。

その主な理由として、スマートリングは非常に紛失しやすい点が挙げられます。私はスマートリングを使用すると、その小ささと着用の特性上、いずれ100%の確率で紛失すると確信しています。この懸念は、スマートウォッチやバンド型の活動量計には当てはまらない、スマートリング特有の問題です。

スマートリングが提供する便利さや機能性は理解していますが、紛失のリスクを考慮すると、私個人としてはスマートリングの使用を避ける理由が明確です。

スマートリングが注目される理由には、その特徴や他のスマートウォッチやバンド型活動量計との比較におけるメリットがあります。

例えば、小型の形状は大きなメリットの一つであり、この小ささがバッテリーの持続時間を延ばし、充電時間を短縮する要因となっています。たとえば、Apple Watchはバッテリー持続時間が短く、毎日の充電が必要ですが、スマートリングは一度の充電で3日から5日間まで充電不要となることがあります。これは顕著なメリットです。

また、手首に装着するデバイスよりも指からのデータ収集の方が正確なデータを提供する可能性があると主張されていますが、この点については詳細な研究結果や根拠が必要であり、正確な情報を提供することは控えます。

現時点でのスマートリングの明確なメリットは、リング型の小型デザインと長持ちするバッテリーです。しかし、ADHD傾向を持つ私の紛失リスクと比べると、これらのメリットは特に魅力的ではありません。そのため、スマートリングの使用を見送ることにしました。

リング型のアクセサリーは、小さくて紛失しやすいというデメリットがありますが、これは特にADHD(注意欠陥・多動性障害)傾向のある人々に共感を得やすいポイントです。例えば、スマートフォンのような比較的大きな物でも、自宅内で日に一回か二回は置き場所を忘れてしまうほどです。

この背景の中で、私が現在リングを使用している理由は、「インターベンション ブレスレット」という手法を採用しているからです。この手法では、ストレスやイライラを感じた時に、リングやブレスレットをつけている手から反対の手に移すことを習慣にします。これにより、自分がストレスを感じていることを客観的に認識できます。実際、この習慣はメンタルコントロールを容易にし、私はわざと取り外しが容易な形状であるリングを選んでいます。

しかし、リング型アクセサリーは紛失のリスクが高く、私はすでに三回ほど失くしており、現在はリングを持っていません。失くしても大きな実害がないように、1000円から2000円程度の安価なリングを使用しています。

一方、スマートリングは価格が高く、3万円から5万円程度となります。スマートリングを使用する場合、3ヶ月に一回のペースで失くすことが予想され、結果として出費が大きくなりすぎるため、恐れて使用できません。これがスマートリングを使用しない理由の一つです。

スマートリングのメリットを説明する際、充電の持ちが良いという点は重要な要素です。確かに、Apple Watchなどのスマートウォッチと比べて、スマートリングの充電の持ちは非常に優れています。しかし、この比較はApple Watchとの比較に限定されます。

私が使用しているFitbitは活動量計であり、もともとバッテリーの持ちが良く、充電時間も短いことが特徴です。感覚的には、1日5分の充電で十分な場合もありますし、使用方法によっては、1週間近くフル充電が持続することもあります。そのため、スマートリングのバッテリーに関する優位性は、Fitbitのような製品と比較すると、必ずしも明確ではないのです。

価格帯についても触れる価値があります。活動量計はスマートウォッチのような多機能性を持たないため、価格が非常に手頃です。1万円台から2万円程度で購入でき、手首にバンドとして装着するため、紛失のリスクも低いという利点があります。通常、手首から外れることはなく、紛失の心配も少ないでしょう。

ということで、物をすぐになくしてしまう私のような人間にとって、スマートウォッチという最新のガジェットが持つメリットは実質的に存在しないことになります。今後もしばらくの間は、活動量計のようなバンド形状のものを身につけ続けることになると思います。これは絶対に紛失しないという点で優れています。

もし将来的に、このバンド型のデバイスをよりコンパクトなものに交換するとしたら、それは体内に埋め込むタイプのスマートチップが進化した時だと考えられます。

ADHD傾向がある人、発達障害の傾向がある人、または単におっちょこちょいで物をよくなくしてしまう人にとって、自分の活動や睡眠をデータで取り、理解する上で最も適した方法はバンド型の活動量計を使用することです。

リングを着用したい場合は、失くしても問題ないような安価なものを選ぶのが賢明です。例えば、1000円や2000円程度のリングを購入して着用することが理想的です。幸いなことに、金属製の黒いリングは2000円前後で見つけることができます。これを着用しておけば、見た目だけでは2000円のリングなのか、5万円のスマートリングなのかの違いは判別できないでしょう。

そういうわけで、全体を通してみると、最新のスマートリングというガジェットがもたらす恩恵を享受することはできない、というのが私のような人間にとっては悲しい現実です。


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