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紙芝居から考える平和
おはようございます♪
パソコンが大きいことで、操作性や見やすさは担保されるものの「持ち運ぶ」という行為のしにくさに課題を感じています。
さて、昨日は学童で紙芝居を読みました。
選んだ作品は2つ。
『二度と』松井エイコ(童心社)
世界で二例の原爆投下を題材にした、リアルを紙芝居として描いた作品で、原爆を二度と落とさないでというメッセージを届けている。
『平和のちかい』稲庭桂子/佐藤忠良(童心社)
原爆を投下された広島を舞台とした、エピソードを紙芝居として描いた作品で、平和のために私たちができることはなにかを問うている。
この2つの作品を読む前に、子どもたちに話したこと。
世界でたった2回だけ、原子爆弾というものが落とされました。世界ではじめて落とされたのは、8月6日、日本。そして、2回目に落とされたのは、8月9日、日本です。
これから読む紙芝居では、落とされた地名をとって『ノーモア〇〇』という言葉が出てきます。それは、原爆を落とされたその地という意味が込められています。
強い言葉が出てきて、つらいなと感じた人は、何も言わなくていいので、静かに部屋を出てもいいです。部屋を出た人は、本を読んで待っていてください。
実際に読んでみると、3〜4割程度の子どもが離席した。
実際のきのこ雲の写真を見て「うわぁ」と声を漏らす子、亡くなった方々の人数を聞いて「えぇ」と驚いている子、強い言葉を聞いて逃げるように席を離れる子、、、
いろいろな子がいたけれど、全部聞いていた子ももちろんいた。
すべてを読み終えると、子どもたちからこんな声が聞こえてきた。
「怖かった」
「ここに落とされなくてよかったね」
どちらも子どもたちの生の声だ。
でも、少し引っかかることもある。
たぶん、ぼくの知っている人に、広島や長崎に住んでいる人もいること。その人が聞いたら、どう感じるのだろうか?と考えてしまうこと。
だからといって、「思っていることを言わない」というのも違うような気がする。
正しいとか、正しくないとか、議論に上がるけれど、そもそもとして『争うこと』さえなければ、このような議論をする必要もない。
わたしたちは、歴史から学び活かすこともできるし、その学びの活かし方も自由である。
だとしたら、わたしたちのできることってなんだろうか?
苦しむことの少ない方法、一人でも多くの人が幸せを感じる方法は、どんなものなのだろうか?
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