中学の文集から(28年前)

「10年後の自分」

(初出: 不明。卒業文集にはさまっていた手書き原稿)
 この3年間は長いと思っていたのに、今はとても短かったと感じる。たぶん、今後の10年も終わってみれば短いと思うのだろう。
 小学校を卒業するころ「普通のサラリーマン」にはなりたくないと思っていたので、何かの会社をやっているかもしれない。いった学校によっては、パソコンとかそういう関係の職業についている可能性だってあるし、都会がいやになって、どこかで農業をしている……ことはないと思うが可能性はある。
 何をやっているにしても、たぶんリッチな生活ではなく、けっこう貧しいはずだ。
 3-Dの人の中にはマイホームを持っている人がいるかもしれないけど、ぼくはどっかの小さいアパートとかに住んでるか、今と変わっていないか、どちらにしてもあまり変化はないだろう。
 今の希望とは全くちがう状態かもしれないが、なんとか楽しくやっているだろうし、そうしたいと思う。

「自分を語る」

(初出: 2000年1月頃 2000年度つくし野中学校卒業文集『船出』)
 最近、『志望理由書』というものに悪戦苦闘している。本当の自分を出しすぎると、落ちそうだし、偽の自分を作るのもいけないと思うとことと、自分がよく分かっていないことが原因だろう。
 ついこのあいだまでは、自分のことをよく知っていた。少なくとも、そのつもりでいた。ところが、出願用の書類を書くために、つきつめて考えてみると、実はほとんど分かっていないことが判明してしまった。そこで、ここでは今思いついたことを書こうと思う。
 人によると、「理論的に考えられる」らしいが、数学は閃きだと思うし、理科だって半分以上は暗記だ。
今、これを書くのに苦労しているのは、先に構成を練ることをしないからだろう。
 どうやら、僕が優れていることは、閃くことと、暗記らしい。
 マスがあまるので、もう1つ。
 多くの人の、僕の第1印象は「暗い奴」らしい。これは完全なまちがえだと思う。興味ない話しになると、無口になるので、「暗い」と思われるのかもしれないが、根は明るい方だと思う。多分。ついでに言うと、この話は小学校のアルバムの二番煎じなのだ、実は。
 とりあえずマスがうまってきたので終わりにしようと思うが、やはり作文は苦手だ。書けてよかったが、もう書きたくない。


 現在の私としては、2個目の正式に文集に載った文の方が直したいくてしかたがない。テーマ選びの問題もあるが、言い足りないところに付け足したりしたいし、文法ミスを直したい。いろいろいいわけをしたい。だから2番目にしたのだ。
 とにかく1個目の方がまし。
 あと、結婚しない、貧乏、まあ一応パソコンやってる、と、将来を言い当てていてすごいじゃん、という印象なんですが、ふつうに考えればわかることなのかもしれない。職業のところで少し迷いがあるのは、まずコンピューターに関する(SEとか、プログラマー以外の)職業が知られていなかったことと、都立高専か東京高専に合格する前だからだと思います。

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