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着実に「頭をよくする」ための、現実的方法。

手っ取り早く「頭がよくなる」ためのお話。
「頭がいい」にも様々な定義とベクトルがあることは前提として、ここでは「地頭」を鍛えて、理解力を向上させ"できる人"になるための方法論をお伝えしたい。

はじめにお伝えすると、
巷の書店に溢れる、ビジネス書や自己啓発を読んだところで、頭はよくならない。せいぜいやる気UPといったところで、精神的エナジードリンクでしかない。

何を隠そう、私は自分自身のオツムの弱さにコンプレックスを抱えてきた人間だ。なんとか一浪の末、滑り込んだ大学でも、周りの人と自分を比べて、ポテンシャルの違いに悩まされ続けてきた。

今でも、瞬時の演算能力はポンコツだし、極小記憶装置しか持ち得てない(頭のよさの中には、後天的な努力の影響が小さい分野がある)。しかし、自分が本当に納得できる「方法論」を開発したことで、不必要な劣等感に苛まれることもなくなり、前向きに努力する姿勢を身につけることができた。

後天的な努力で、着実に頭がよくなる方法論とは?
ぜひ続きを読んでみて下さい。

そもそも論になってしまうが、
「適性」や「センス」という名前で、マイルドな雰囲気を醸しながら、才能の重要性は問われ続けているし、私も実感として「これは持って生まれたものだな」と感じる瞬間が多々ある。

大学受験ひとつを取り上げても、同じ参考書を使って同じように勉強しても、残酷なことに点数に差は生まれる。これは仕方がない。人は残酷な現実を受け止めて、一旦諦めることでしか前に進めない。

では、最大公約数的に多くの人が適性を持って学ぶことができる分野は何かという話になる。単刀直入にいうと「言語」である。さらにいうと「読解力」と呼ばれるものは、皆んなそれなりに持っているものだ。

今こうしてNOTEの記事を読むことが出来ているのも、読解力があるからだし、LINEの会話を友達と楽しめるのは言葉を理解できているからだ。読解力を鍛える方法こそ、この記事で伝えたい方法論だ。

Q: 読解力を鍛えるには?
A:大学受験の「現代文」の問題を解いて下さい。

受験の話かとガッカリした人もいるだろうが、最後まで話を聞いてほしい。

読解力を鍛えるのに、これほど手っ取り早く体系的な道筋はない。予備校業界の熾烈な競争の中、各大手予備校が現代文の参考書を出している。分かりやすいように、様々な工夫がなされ、レベル分けまでされている。さらに数学や社会のように、暗記の項目が極端に少ないので、受験から離れて時間が経った大人で参入しやすいのだ。

趣味が読書で、本ならたくさん読んでいるという人ほど要注意である。ほんとうに正しく読めていますか?自分勝手な解釈をしていませんか?

自己流のスイングではゴルフのスコアは伸びないのと同じで、自己流の読み方では読解力は伸びていきません。せいぜい上滑りするだけです。下手な癖がついてしまう場合もあるでしょう。

大人であれば、大学受験では現代文の勉強に時間を割くことは、点数的に戦略として断念した経験のある人も多いのではないでしょうか。大学受験に受かるプレッシャーに解放された状態で、腰を据えて見る「現代文」は昔と見え方が違ってくるでしょう。

子供騙しだと思わずに、現代文の勉強をしてください。読解力の向上は、書く力、話す力の向上にも繋がります。現代文で身につけた力は、あなたを裏切りません。




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