ヘビースモーク
タバコが止められないです。
そろそろ本気で止めなければ、病気のリスクがグンと高まるお年頃なので、止めようとは思っているのですが。。
喉を腫らしてしまって高熱を出した時は、止めよう止めようと思っていたのに本当に意思が弱い。
思えば、公表出来ない歳から吸っているので、最初は20そこそこで止めようと思って止められず、十数年前に止めるつもりでタール1mgのタバコに変え、止めるつもりで5年ほど前にIQOS(アイコス)に変えと、努力しているつもりでずっと吸い続けています。
現代は普通にタバコを通っていない人が多い時代でありますが、僕らの時代はまだ、少し暗がりに行けば誰かがタバコを吸っていて、誰かがタバコを勧めてきてと、高校生でも体感で10%くらいの人が吸ってたんじゃないかなと思います。
始めたのは時代が悪かったと時代のせいにしても仕方ありませんが。
ただ、僕が若い頃はまだ、タバコを吸うメリットがありました。
タバコミュニケーションです。
喫煙所で同僚や上司と何気ない会話や愚痴などを話して、仲良くなる為の重要なアイテムでした。
喫煙所が無かったら仲良くなれなかった人も沢山いました。
喫煙所で同僚の女性を食事に誘って、なんだかんだで付き合った事もありました。
そんな大事な場所であったのに、今は喫煙所自体が無かったり、喫煙者の肩身が狭すぎて、なかなかそういうコミュニケーションが取れるほどのスペースも時間も与えてもらえないのだろうと思います。
だから、今はもう吸う意味すらありません。
もう一度、
吸う意味すらありません。
そんな事を言っても、ずっと吸い続けて来たので、思い出がまあまあタバコとリンクしていて、若い頃吸っていたタバコの匂いや、誰かが吸っていたタバコの匂いなど、とにかくタバコの匂いで記憶が甦ったりするくらいには吸い続けています。
最近、適当に垂れ流していたYouTubeの楽曲たちから、この曲を発見して聴いた時に、やたらとエモいなと思いました。
多分、この感情がエモいであっているだろうと思うくらいのエモさを感じました。
とても好きな曲になりました。
メロディも歌声も映像もヘビースモークという語感も、僕があの頃感じた温度や湿度、そして傷や闇に何処かリンクするような感じがしました。
全然、そんな歌詞じゃないし、こんな愛され方をした覚えもありませんが、深い部分で共感したみたいです。
タバコは体に良くないですが、モノクロやセピアな思い出に映えるアイテムではあると思います。
タバコが嫌いな方が大多数ではあると思いますが、好きな人が吸っていた場合の好きとタバコの嫌いのコントラストにより、強烈な思い出になるのでしょうか。
そういう女性が書くキュン話は結構好きだったりします。
何だか色々と書いていたら、後ろ髪を引かれて来た気がします。
でも近々止めます。
近々ね。
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