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コペンハーゲンのスーパーマーケット 地球に出会う旅③(ノルウェー&コペンハーゲン)

旅先でスーパーマーケットへ行くのは楽しい。

その国に暮らす人々の生活がかいま見れるし、商品のパッケージのデザインや見慣れない文字は外国に来た感満載でわくわくする。
慣れないレジでドキドキするのもたまらない。(ちなみに今回の旅行でセルフレジは見かけなかった)
私は海外で普段使いのコーヒーを買ってくるのが好き。
それからばらまき用のお土産も一気買いしたりする。

コペンハーゲンのホテルに到着後、ホテルのすぐそばの『Netto』というスーパーへ添乗員さんが希望者を募って連れて行ってくれた。

集まったのは女性ばかり5人。やっぱりみんなスーパーマーケットが大好き。
今回のツアーは参加者は9人で、二組のご夫婦とあとは一人参加の妙齢(同じくらい?)の女子が5人。
そのうちのご夫婦の一人とあとは一人旅の4人が参加だ。

時間は夜の8時半。
明るい青空の下、以前からの知り合いのようニコニコととおしゃべりしながら、マーケットへぞろぞろと向かう。
お互いに「〜がいいらしいですよ」、などと情報交換し合う。

見知らぬ国で同じツアーの参加者ということは、同じ船に乗った同志も同然。
当たり前のようにすぐに仲良くなるので心強い。
短い期間だけなので気も楽だし、これくらいの年齢になると変に尖ったりすることもあまりない。

スーパーはこじんまりしていて、すぐに一周できてしまう大きさだった。
けれど棚から気になった商品を取って、じーっと慣れない文字を読んだりGoogle翻訳を使ったりしているとあっという間に時間が経ってしまう。

はちみつが安くて品質もよいと下調べしていたので、たっぷりの容量を自分用に買う。
円安だったし、北欧は物価は高いと聞いていたけれど、はちみつは1000円もしなかった。425グラムでたぶん700円しなかったと思う。
しかし他の商品がやっぱり高い。コーヒーは諦める。
狙っていた鯖の缶詰も思ったより高い。

粉末のTOROのスープが美味しいと聞いていたので、見つけてカゴに入れる。
それからディップミックスという粉末も買う。こちらはサワークリームなどに混ぜるらしい。
お土産用にも何袋か購入。
やはりちょっとお高めなのでいつもの旅より慎重だ。

さて、緊張の有人レジ。
後ろにも人が並んでいる。私のところでつまずくわけにはいかない。
前の人の真似をしようとガン見する。
にもかかわらず、袋詰めのところで失敗して、後ろの人の分と自分の分が混ざりそうになってしまった。
あわわと焦っているところに、すかさず、同行のツアーの方が手を出して助けてくれた。

帰り道は、わあわあとお互いの戦利品の報告をしあって、とてもにぎやだ。やっぱり女子は買い物が好き。

ホテルの入り口に、向かわ合せに2、3人ずつくらい座れる大きなロッキングチェアがあった。
ホテルを出る時には外国人の若者4人が大笑いしながら、ぐらんぐらん揺らしていたが、戻ってくるともう誰もいない。
「写真を撮ろう!」
仲良くなった3人で早速乗り込む。
きゃあきゃあ言いながらロッキンチェアを揺らしたり写真を撮ったり。

ついさっき知り合ったばかりの人たちなんである。
すばらしい協調能力を発揮する私たち。
その場限りであるからこそ、最大限だ。

これがツアー旅行の楽しいところでもある。


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