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DFDS乗船! バルト海を渡ってノルウェーへ 地球に出会う旅 ノルウェー&コペンハーゲン⑤

コペンハーゲンでランチを終えたあと、私たちツアー一行はノルウェーのオスロへ移動すべく、大型客船DFDSへ乗船だ
ツアーの日程表には「憧れのバルト海クルーズ」とある。
特に憧れてはいなかったが客船で一泊、寝ている間に移動できるのは助かる。

港では巨大なマンションのような船がでーんとかまえて私たちを待っている。
スーツケースを預けて乗船。
船内は華やかではないが、大型客船よろしくレストラン、カフェ、免税店、ジムなどなど揃っている。

私のお部屋は窓なしの内側キャビン。
海側キャビンがもちろんよかったが、アップグレードには33000円かかる。
ただでさえ円安とサーチャージで高い旅行代金にホテルの一人部屋追加料金を支払って、さらに33000円上乗せはキツイ。
一晩寝るだけだしと自分を納得させてあきらめたのだ。

期待していなかったが、部屋は思ったよりよかった。
窓はないけれど壁にはモダンな絵がかけられてありライティングデスクもテレビもある。
ツインのシングルユースになるので意外と広い。というか十分な広さだ。
洗面所にはトイレと狭いけれどちゃんとシャワールームがある。
閉塞感はないわけではないが、わりと快適にすごせそうな感じ。

同じツアーで仲良くなった方がアップグレードをしていたので、海側窓付きキャビンのお部屋の見学にもう一人の方と遊びに行く。

なんとお部屋はツインではなく、二段ベットが二つ。四人部屋だ。
そうか、だから33000円プラスなのだ。四人部屋のシングルユースなので一人当たり11000円×3。
ツインがあればきっとプラス11000円で済んだはず。
それだったら私もなんとかしたよ。

窓付きのお部屋はやはり明るい。
当然だが窓からは海が見える。
もう一人の方と「いいなあいいなあ」とか言いながら、修学旅行中の女子中学生よろしく、わいわいきゃあきゃあ騒ぐ。
白夜だから夜遅くまで明るい海が見えるのは魅力だと思った。

さて、出航のとき。
展望デッキに3人で出る。
ツアーの他の同行者の方も添乗員さんもみんないる。
ベンチに腰かけておしゃべりをしていると、真後ろでボォーーーー!と耳をつんざくばかりの汽笛が。
「ぎゃあ」
みんなびっくりして立ち上がる。
汽笛の真ん前はキケンである。

たった1日の駆け足のコペンハーゲンだったが、思い返せば何がってわけではないけれど、けっこう密度が濃くて楽しかった。
ノルウェーではいよいよ目当ての山岳鉄道とフィヨルドクルーズが待っている。
船内では免税店をひやかしたり、コーヒーを買ってデッキで飲んだりして気ままに過ごす。

夕食はスモースガード(バイキング)。
19時過ぎくらいであるがレストランの窓からはさんさんと日差しが降り注ぎ、真昼のように明るい。

夕食後、免税店でパーカーが売っていた。
出発前のパッキン中に持つべきか持たざるべきか散々迷って置いてきたパーカー。このあとのフィヨルド観光は、寒いかもよと言われたせいもあり、どうしようか迷う。
色は気に入らない。けれど40%オフだったので、それならいいかと買う。
それでも北欧のお値段である。

しかし、この迷って買ったパーカーがあとで大活躍するとは、このときの私はまだ知らない。

ようやく沈む夕日 20時50分頃

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