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コペンハーゲン急ぎ足観光 地球に出会う旅④ノルウェー&コペンハーゲン

旅先で迎える初めての朝。ここはコペンハーゲンのホテル。
しっかり寝不足である。
時差のせいか、あんなに疲れていたはずなのにほとんど眠れなかった。

寝不足の体で今日は世界三大がっかりのひとつ「人魚姫の像」に会いに行く。
飛行時間13時間もかけてせっかく来たのだからがっかりでもなんでも見ておきたい。

バスの中で少し眠れるかと思ったが、あっという間に着いてしまったランゲルニエ埠頭。
さて、人魚姫の像。
ふむふむと見る。
思ったより小さいとか、像が設置されている場所の対岸が工場地帯で味気ないとか。
色々言われているが、前情報があったせいか、がっかりはしない。
可憐でかわいらしいじゃないか。
これが大仏のように大きかったらかえってびっくりしてしまう。

人間、勝手に期待して自分で膨らました想像と違ったりするとがっかりとか言い出すものだ。
観光バスが何台も来ていて人魚姫の周りは観光客で賑わっている。
地上のがやには目もくれず、人魚姫はどこか遠くを見ている。
海の方ではなく地上を向いているということは、愛しい王子様のいるお城の方でも見つめているのかしら。
どこか悲しげなのは叶わぬ恋だとどこかでわかっていたからかもしれない。
片思いってだいたいわかるものなのよね。
なーんてあれこれ勝手に想像を巡らしながら遊歩道を少しだけ散歩してみる。
木立の緑が気持ちいい。

人魚姫の足が魚のままだったらもっとロマンチックだったのになあと思う。
足首から下だけが魚っぽくにょろっとしている。
人間になる途中なのか。いろいろ諸説あるようですが。
私にとってはここが小さながっかりポイントであった。
けれど世界三大がっかりの一つを見たという満足感の方が大きい。

さてツアーバスはあっという間に移動して次は二ユーハウン。
運河沿いの色とりどりの建物美しい。絵本の世界みたいだ。

ニューハウンの街並み

散策をしながら、アンデルセンのお土産屋さんがあるのでわくわくしながら入る。
元はアンデルセンの家だったらしい。
ニューハウンにはアンデルセンの住んだ家が3軒あるそうだ。

買いたいものは特になかったが、動くアンデルセン人形があり、その横に座って写真撮影ができる。

等身大のアンデルセンの隣に座ってみる。
欧米人の等身大だから自分より座高が高い。そこでまず心理的圧迫感。
「おわっ」
わかっていたけれど隣でゆっくりと動いて焦る。ビミョーにこわい。
旅の印象に残ることまちがいなしである。

色とりどり塗られた美しい街並みを運河沿いに歩いて途中の橋を渡り集合場所へ戻る。
色分けは自分の馴染みの店が船で港に戻ってきた漁師たちからすぐにわかるように塗ったそうだ。

運河沿いにオープンテラスのレストランが並び開放的でとてもいい雰囲気。
時間があったら、お茶でもしたいところ。
ツアーの残念なところはこういう時ぱっとカフェでお茶できないことである。自由時間は少ない。ちょっと詰め込みすぎよりも余裕のあるツアーが良いと思うが、そうちょうどよくはいかないものだ。

その後、ストロイエでレゴショップやロイヤルコペンハーゲンの本店なぞをひやかし、ランチへ。

ランチはスモークブローという北欧のオープンサンド。
見た目はとてもおいしそうだったが、私にはちょっと味が薄かった。
すでに作り置きして冷やしてあったのかライ麦パンもひんやりしている。
塩、胡椒を足していただく。

ツアーの食事ってこんな感じよねと割り切って、ビールとともに流し込む。

これからクルーズ船に乗って、ノルウェーのオスロに船中泊移動だ。

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