カイゼン

noteを使ったマンガ販促ノウハウ

僕らができるマンガ村対策支援、デジタルシフト支援…ということで、noteではささやかながら、マンガ家さんにデジタルコンテンツの販売支援をしています。

noteのミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」であり、マンガ家さんの販促や生計を支援することは、noteの責務に含まれます。

編集チームも色々とノウハウが溜まってきており、ここではまずその下準備としてやるべきことを紹介してみたいと思います。


目次ページを作る

コミック全体への動線となる、目次ページを作りましょう。
このページには、以下のようなものを掲載します。

・どういうマンガかという概要
・各エピソードへのリンク
・Amazonへのリンク
・Twitterフォローのお願い

このページはnoteのピン機能で、作者ページの1番上にはったり、Twitterのプロフィールからリンクしたりします。


ちゃんとソーシャルで告知しよう

前提として、クリエイターさんのソーシャルのファンを、noteに誘導しベースの母数を作ることをオススメします。エピソードを更新したときには、しっかりSNSなどで告知をしましょう。ベースの母数が多ければ多いほど、バズが起こる可能性も高くなります。


1話完結型が有利

ソーシャルではシリーズもの(進撃の巨人など)よりも、1話完結型(サザエさん)のほうが有利です。タイムラインにいきなり第47話などが流れてきても、ほとんどの人は読めないためです。


見出し画像を作る

見出し画像の品質で、ソーシャル上でのクリック率が変わります。このため見出し画像をしっかり作ることが大事です。

・色面として、タイムラインで目立つ
・これが何か、はっきりわかる
・そのエピソードでもっとも引きが強いコマなどもよい

Twitterのシェア画像は、縦横比がおよそ2:1なので、このサイズの見出しをつくってnoteでは余白をカットするとよいかと思います。


各エピソードのタイトルを、30文字程度にする

noteのタイトルには「作品タイトル」「エピソード番号」「エピソードタイトル」を入れます。3つの合算が30文字ほどになるよう心がけましょう。

これより長くなると、Twitterでカードを表示したときに切れてしまいます。

切れてしまう場合は、すくなくとも作品タイトルとエピソード番号を入れましょう。一話完結型の場合は、エピソード番号よりもエピソードタイトルが重要かもしれません。


各エピソードの冒頭に、概要文をいれる

ソーシャルでシェアされたときに「これが何か?」がわかるように、シンプルな概要をいれます。一話完結の場合、「一話完結なのでここから読めます」を冒頭にいれましょう。

一話完結ここから読めます! ハートフル解体屋。今週の源さんは〜

といった感じで、Twitterで表示されたときに、魅力的に見える冒頭文を作ってみてください。


冒頭文の次に、目次への誘導、Amazonへの誘導などを入れる

冒頭文の次には、

1話から見るにはこちら

とか

気に入った方はAmazonで購入お願いします!

といった内部リンクを貼ります。第1話への誘導は、シリーズもののマンガでは特に重要となります。


記事末尾にも、目次への誘導、Amazonへの誘導などを入れる

どうように読み終わったタイミングでも、重要動線を起きます。


「スキ」へのリアクションを設定する

noteでは設定画面から「スキ」ボタンを押してもらったときの、お礼リアクションをセットできます。面白いまたは好感度の高いリアクションがあるほど、フォローしたり購入してもらいやすくなるので、ユニークで素敵なお礼を考えましょう。


資料、ラフ、ネーム、ボツ案をドンドンと公開しましょう

noteの更新回転数が高いほど、ファンが定着しやすくなります。マンガの公開だけでなく、裏話、編集後記や、ネームなどを差し込むことで、更新頻度を高めていきましょう。

ファンは舞台裏を見たがり、また舞台裏やクリエイター本人が見えてくるほどファンになりやすくなります。


作品全体の10%〜30%は無料で公開しましょう

オンラインコンテンツの販売で、もっとも重要なことは「価値」を証明することです。面白いコンテンツであればあるほど、試し読みのパートを大胆に設けましょう。購入前に価値を証明できないと、ユーザーは無料で遊べる(価値を試せる)ゲームやyoutubeなどに移動してしまいます。

これは単純に第1話をみせればいい…というものではありません。必要なのは、「ここまで読めばユーザーはハマる」という勝ちパターンの分量をみつけ、そこまでは無料で提供することです。

たとえばミステリであれば、「第一の殺人まで」あるいは「出題編まるごと」を無料公開するのも合理的かもしれません。

一話完結型マンガであれば、最初の10エピソード…といった見せ方より、奇数エピソードや3話おき…といった歯抜け型公開がオススメです。

連載モノの場合、いっそ最新刊以外は全部のせてしまうのがオススメです(WEB版の公開は紙版やkindleの売り上げに、多くの場合は影響を与えない)。ただ、これはなかなか勇気が必要なため、まずは1巻を無料にしたり、ラフ版を無料公開し、修正版を販売するなどからはじめるとよいかもしれません。


…などなど、他にもいっぱいありますが、これ以上のことは編集チームにきいてみてください

より高度なマンガのnote上での販売や、定額課金のコツなどは、note編集部が無料のコンサルティングを行なっております。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください(ただいま、好評につき混み合っています)。


いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。