爆速の漫画ビューアへの挑戦
4月にちょっと暇があり、「そうだ! TypeScriptを勉強しよう」と、勢いで漫画ビューアを作ってみました。仕事でコード書くの4年ぶり。
最初は日曜プロジェクトの習作だったのですが…途中から「おっしゃー、見開きも対応したるで!」と、どんどんテンションがアップ。
気がついたら最終的に案件化され、noteのエンジニアチームのガチのサポートが入り…なんだかんだで、正式リリースされました!
そして一号案件が、なんとあのキャプテン翼です。光栄のいたり!
漫画ビューワー世界最速計画
僕はそこそこ漫画を読むほうで、昔はジャンプ、マガジン、サンデー、ヤングジャンプ全購読、1日1回漫画喫茶にかよい、Kindleにも漫画が3600冊ぐらい。漫画アプリと大手出版社のWEB漫画も、かなり巡回してました。
でも悲しいかな、世の漫画ビューアがほとんどが重い。どれもモッサリしており、パラパラ見るときなどは、かなりストレスなんですね。いくつかの出版社やアプリの人には、「スピード is ゴッド」と話してみたりもしたのですが、いまいち刺さらず。
そんなこともあって、ちょっと自分で作ってみたものがこちら。
僕はかつてFlash業界で、「最多オブジェクトを最速で動かす担当」みたいな感じだったので、まぁ当時のジジイ的なノウハウ使えば、今のマシーンならJSでも力技で、いけるんじゃないかな…と挑戦してみた感じ。ロードのタイミングとか、画面ロックの仕方とか、色々できるんじゃないかなと。
いやー、最近のJavaScriptってマジすごいっすね。ヌルヌル動きます。
で、ゴソッと書いたプロトを内輪で見せて遊んでたのですが、タイムリーに「キャプテン翼」のお話が舞い込んきました!で、あれよあれよとプロジェクトが正式にスタート。
僕のプロトの時点で、十分速かったのですが、それをさらにエンジニアチームのitabashiさんがゴソッとチューニングし、さらに神速になりました。
僕は面倒くさがりなのでGL使わなかったのですが、Itabashiさんは妥協せずにガッツリGL化してくれました。凄い。そしてチームみんなが、画像の埋め込みや確認など、色々とガンガン頑張ってくださり、公開にいたりました!!! チームパワーの結晶です!
今後の展開
久しぶりにJavaScriptに触りましたがTypeScriptよいですね。設計がAction Script3に似ています。この漫画ビューワーも、Flasher時代のロストテクノロジーみたいなノウハウを色々と打ち込めて、楽しかったです。
また時間とリクエストがあったら、「マルチタッチで、漫画をズームできるように」とか挑戦してみます。
そんな感じで、最近は、「CXOとは何なのか?」という、哲学的な問いに悩まされつつも、楽しく頑張っています。
出版社やメディアさんで、「なにこの漫画ビューア、使いたい!」って人いたら、お気軽にnote編集部までご連絡くださいね。将来は、サードパーティに解放したりすることも検討してます!