見出し画像

「箱」と外向き思考(その21) Measure Impact:結果を評価し責任を負い続ける

よりよい人間関係を築くとともに、組織やチームの成果を高めることができる考え方である「『箱』と外向き思考」について書いています。

今回は「外内外の法則」の第3ステップについて解説します。

第2ステップまでで、マインドセットを外向きに変えて、相手のことを考えて相手のために行動できるようになりました。最後の問題は、それをいかに継続するかということです。

もともと、私たち人間は「箱」に入りがちにできています。放っておくと、マインドセットが内向きになってしまいます。そういうふうにできているということを前提に考えるべきです。

ということは、一旦は外向きのマインドセットを獲得できたとしても、うっかりするとすぐに内向きに戻ってしまう可能性が高いということになります。

ですから、自分が相手のために行っている行動が相手にどのように役立っているかを知り、それについて責任を負い続けるということが求められるのです。

具体的な方法として、最もよいのは相手に直接確認することです。
■ 自分の行動が相手にどのような影響を与えているのか?
■ 自分の相手に対する努力は十分なのか?
■ どうすればもっと貢献できるか?
■ 相手がほんとうに望んでいることは何か?
■ やり方を変えた方がよいことはないか?
などなど。

このようなことを相手から定期的に聴取することにより、自分のマインドセットと行動をチェックし、責任を負い続けるようにすることが効果的です。

このようにすると、相手からの信頼も高まります。
さらに、その相手だけではなく、取り巻く人々全体に対するマインドセットを外向きに保つことができ、人間関係の改善や仕事の成果によい影響を与えることになるでしょう。

いかがでしたでしょうか?
次回はちょっと解説をお休みして、外向きのマインドセットに関係がありそうな「ラグビー日本代表のあるエピソード」を紹介してみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/


「『箱』と外向き思考」は、アメリカの Arbinger Institute という機関が生み出した考え方で、今では世界中の国で、自己啓発や組織開発に用いられています。日本では、福岡に本社を構えているアービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社が日本の総代理店としてセミナーやコンサルティングを提供しています。
弊社は、アービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社の代理店として、その普及に努めています。「箱」や「外向き思考」についてもっと深く知りたいという方は、無料説明会や有料セミナーに是非ご参加ください!
https://www.fl-a.co.jp/seminar/

いいなと思ったら応援しよう!