「箱」と外向き思考(その20) Adjust Effort:努力の方向を変える
よりよい人間関係を築くとともに、組織やチームの成果を高めることができる考え方である「『箱』と外向き思考」について書いています。
今回は「外内外の法則」の第2ステップについて解説します。
第1ステップで相手の外側の三角形、すなわち相手の目標やニーズや課題や挑戦について知った上で、次に取り組むべきことは、相手のために何ができるかを考えて実行するということです。
これを行うためにも必要なのは、第1ステップの「See Others:相手を知る」をとことん行うことです。ここが浅いと、相手のために行うことも表面的なことになってしまう可能性があります。
第1ステップについて、英語では “Strive to understand others’ needs, objectives, and challenges.” と表現しています。“Strive”ですから、「必死で努力する」とか「全力を傾ける」というニュアンスですよね。
それだけ相手のことを考えれば、自然と相手のためにどうすべきかということが自分の中から湧いてくるはずです。第2ステップでは、それを実行すればよいのです。
大切なのは、ここで「自己裏切り」をしないようにすることです。ここで「自己裏切り」をすると、また「箱」に逆戻りです。ここが正念場なのです。
また、この段階で相手のことを「人」として見続け、相手の外側の三角形に意識を持ち続けることも大切だと思います。ついつい自分のパフォーマンスに意識が向きがちになってしまいますが、そうではなく、相手のことを考え続けるということがポイントです。
いかがでしたでしょうか?
次回は、「外内外の法則」の第3ステップ、「外(Measure Impact)」について書いてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!
株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/
「『箱』と外向き思考」は、アメリカの Arbinger Institute という機関が生み出した考え方で、今では世界中の国で、自己啓発や組織開発に用いられています。日本では、福岡に本社を構えているアービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社が日本の総代理店としてセミナーやコンサルティングを提供しています。
弊社は、アービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社の代理店として、その普及に努めています。「箱」や「外向き思考」についてもっと深く知りたいという方は、無料説明会や有料セミナーに是非ご参加ください!
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