見出し画像

セルフ・メンタルコーチングについて(その2) 夢や目標を描く

みなさんは、ご自身の夢や目標を明確に語れるでしょうか?
自分は何のために生きているのか、何を成し遂げたいのか、どんな未来を実現したいのかといった大きな夢や目標もあれば、行ってみたい国、体験してみたいこと、ダイエットの目標など、比較的身近な目標もあるでしょう。
いずれにしても、このような「実現したいこと、手に入れたいもの」を明確に描くことは大切なことです。なぜなら、それがなければ何も実現できないからです。

しかしながら、私たちの多くはこれまでの人生の中でことごとく夢や目標を挫かれてしまっています。
親をはじめとする周りの人たちから、
「そんなことは無理だ」とか
「夢みたいなことばかり言うな」とか
「現実的に考えろ」
などと言われ、知らず知らずのうちに夢を見ることを諦めてしまい、夢や目標よりも実現可能性や実現できない理由を先に考えるようになってしまっている人が少なくないと思います。

セルフ・メンタルコーチングに取り組むにあたって、まずはそのような「制約の癖」を取り除きましょう。
できない理由を考えることは一旦脇に置き、できたらいいなということの妄想を膨らませましょう。荒唐無稽でも構いません。誰かからバカにされそうでも構いません。セルフ・メンタルコーチングは一人で行うことだから、他人のことは気にしなくてよいのです。

ディズニーランドを作ったウォルト・ディズニーは、何かを考える時に3つの部屋を用意していたそうです。

図1

まずは一つ目の部屋、「夢想家の部屋」に入ります。
この部屋にいるときは、あらゆる制約やできない理由を考えず、ひたすらに夢を描きます。こんなことができたら、こんな世界を作りたいと妄想を膨らませます。「夢の国」もここで練り上げられました。

次に二つ目の部屋、「批評家の部屋」に移ります。
ここでは、自分が描いた夢に対して、徹底的に批判します。

最後に三つ目の部屋、「現実主義者の部屋」で仕上げます。
自分が描いた夢や目標とそれに対する批判を総合し、現実的なプランに練り上げるのです。

ポイントは、一つ目の「夢想家の部屋」にあると思います。ここで夢や目標を大きく描くからこそ、計画も壮大なものになるのです。

夢や目標を考えるときは、頭の中で考えるだけではなく、紙に文字や絵で書くことがオススメです。頭の中だけだとすぐに消えてしまったり忘れてしまったりするので、日付を添えて、ノートやスケッチブックに描いておくのです。そうすれば、日が経ってから見直したり、さらに書き加えたりということも可能になります。

夢や目標がすぐに思い浮かばない場合は、自分の好きなことやワクワクすることを書き出してみるというのも一つの方法です。その時は、とにかくたくさん書き出すことに重きを置きます。書き出したキーワードをつなぐことで、今まで自分でも思いもしなかった夢や目標が浮かぶこともあります。

くれぐれも、できない理由や制約のことを考えず、ひたすらに妄想を膨らませるようにしましょう。

いかがしたでしょうか?
次回は「引き寄せの法則とRAS」について書いてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?