「箱」と外向き思考(その19) See Others:相手を知る
よりよい人間関係を築くとともに、組織やチームの成果を高めることができる考え方である「『箱』と外向き思考」について書いています。
今回は「外内外の法則」の第1ステップについて解説します。
外向きマインドセットで仕事や生活に取り組むためには、周りの人たちのことをよく知る努力をすることから始めることが必要です。周りの人たちのことを知るとは、相手の外側の三角形、すなわち相手の目標やニーズや課題や挑戦について知るということです。
もしあなたが今、誰かに対してイライラしているとしたら、その相手のことについて少し考えてみてください。
■ その人は過去にどのような苦難を乗り越えてきたのか?
■ その人はなぜ今の仕事や生活を選んだのか?
■ その人は今までにどのようなことで達成感を覚えたか?
■ その人らしい過去の体験はどのようなことか?
■ その人が自分の強みだと思っていることは何か?
■ その人は今、何を望んでいるのか?
■ その人は何を達成したいのか?
■ その人はどんなことに挑戦しようとしているのか?
■ その人はどんな困難に直面しているのか?
■ その人は将来どうなりたいと思っているのか?
などなど。
ポイントは、相手の立場に身を置いて、過去・現在・未来にわたって考えてみるということです。
考えてみて、何か変化がありましたか?
相手に対して、前よりイライラしなくなったのではないでしょうか?
相手のことを、前より「人」として見ることができるようになったのではないでしょうか?
相手に対して、何か役に立ちたいと思うようになったのではないでしょうか?
これが、外向きのマインドセットになるための第一歩です。
次回は、「外内外の法則」の第2ステップ、「内(Adjust Effort)」について書いてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!
株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/
「『箱』と外向き思考」は、アメリカの Arbinger Institute という機関が生み出した考え方で、今では世界中の国で、自己啓発や組織開発に用いられています。日本では、福岡に本社を構えているアービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社が日本の総代理店としてセミナーやコンサルティングを提供しています。
弊社は、アービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社の代理店として、その普及に努めています。「箱」や「外向き思考」についてもっと深く知りたいという方は、無料説明会や有料セミナーに是非ご参加ください!
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