そういえば、6月25日
※ CokeSTUDIO最前列への招待状 についてです。配信まで知りたく無い方は引き返しましょう※
受付開始6時間前に家を出た私、都心部へのお出掛けが苦手な私、だってミセスが理由で外に出るなら頑張れる気がしたんだもん。
気持ちの良い夏みたいなお天道様、キャミワンピにジレ1枚の寒がりな私が汗をかく気温。
うん、ミセス、夏男いるでしょ?
無事にダウンしてスタバで一息ついたところから私の呼吸は乱れ始めた。
先にイベントが行われた水カンの参加者の皆さんのツイート、写真も動画もばっちり。近い、円状に囲んだファンの中心にアーティストてそんなことあります?ミセスは?ねえミセスは?流石に囲まないだろうけど柵ある?柵欲しいよ、柵。己の暴走を食い止める身体的な柵。ご本人様を前にした時あっという間に化物ですからね、化けの皮剥げますから。危ないでしょう、ご本人様たちが。
いても立ってもいられず目指すは喫煙所。
普段は煙草をやめているのに、非常事態用に持って来ていた一箱が無事半分を切るほどに吸い続け、何度も想像するその距離感に足を子鹿に鼻水を垂らし悶えること二時間程。
本当に怖かった。
フラペチーノ飲んじゃったからマウスピースをはめるために歯磨きしたけど本当に嘔吐いた。
胃がひっくり返るような緊張と不安でだらだらと唾液が止まらない。本気の化物。もう少し喜びにときめきたい。
受付時間の15分前くらい、会場の前にスタッフさんが居たので声を掛けたら入れました。
まだあまり人が居なくて、フォトスポットも混んでなかった。何故か受付階はその時「Part of me」が流れていて私はたじろぐ。なんでぇ??????magic楽しみに来たのにどうしてそんな情緒にするのぉ?????誰選曲したの?ミセス?運営?しょうがないねえ。
入口でお姉さんが「Mrs. GREEN APPLE」のロゴ入り非売品の限定ボトルを手渡してくれた。バカクソ大きな声で「かわいいですね!!!!ありがとうございます!!!」とお辞儀と共に振れるコーラ。扱いが不慣れ。
ぺらぺらの紙のリストバンドを貰った。落としそうだった。入場は受付後の整理番号に従って、だったので先に入った私は数ある数字から後半を渡されてしまいしょげた。確率ゲーはむずかしい。
フォトスポット、サイン入りでした。
とりあえず撮影の前に大森元貴の前に正座する赤ワンピース女。会いたかったです、大好きです。楽しんでください。と吐き気を堪えながら頭を下げる。(ほぼ土下座)
サインに触れたくてETよりも繊細に指を伸ばし、もう本当にちょっっっっっっとだけ。帰ってちゃんと手は洗いました。
誰だよエリマキトカゲに見えるって言ったの。
私にはお花ちゃんに見えてますから、安心してね。可愛いよ、可愛いよ。
会場2曲目のBGMは「Soranji」。
ここで私の様子はさらにおかしくなる。
写真も撮り何もすることが無ければ知り合いもいない、大人しく案内されるであろうグループの列の先頭に並んでいた。
「あなたにあいたくて うまれてきたんだよ」
滝のような涙。
待って、化粧崩れどころじゃない。
また鼻水も垂れてきた。途端に限定イベントに来れたことが嬉しくて堪らなくて泣く。
そして「ケセラセラ」
「今日はちょっとだけご褒美を」
いや、褒美過ぎて草。まだ泣く。
マスカラ、お湯オフなんですよ。滲みやすい。
この辺りで泣きすぎたのでしょう、体温の上昇に伴い自分からパルファムが香り始める。どうしよう、フロリジナルしちゃう。(?)
そして「ニュー・マイ・ノーマル」、「ブルーアンビエンス」
「フロリジナル」。
愛してる、絶対言いたい。4月5月、言ったけど言いたい。200人が入る程度の部屋ならきっと私の声は通る。いつも帰り際に言ってくれるし、お返しに言うだけだし。ふん。
「延々」、いいね。
「君は知らない」なんで今日流すの?
受付開始から10分後、なんとフォトスポットが長蛇の列となり終了。イベント終了後に、というアナウンスに早く来ていた私は胸を撫で下ろす。いやぁ、あっという間。
「私は最強」「ダンスホール」、
そして「magic」。
ここまでで私が入場してから40分程。
BGMは1曲目に戻り繰り返す。
このタイミングで私が先頭だと思って並んでいた場所は後ろだったと知る。恥ずかしい。BGMに泣いてんじゃないよ。
グループ分けとそれぞれの整理番号があるおかげでとてもスムーズでした。
私はAの次Bグループだったので比較的早め。
会場に上がるとあらら驚き。狭。ここライブハウス?とりあえず何があっても前が良かった私、一番上手側の端にさりげなく立つ。ひろぱ、、、、、1mも無いくらい。こんな近いの?と驚く。
なんだっけこのイベント❓❓❓❓❓
最前列への招待状、納得。
柵、ありました。
化物になっても安心安全の対策ありました。
この頃涙は引っ込み、時間はお祈りタイムへ。
何を?ミセスが楽しめることを。
ミセスが楽しいって感じるくらい私が楽しめることを。
それと、誰も怪我をしないことを。
「皆さ〜〜ん!!こんばんは〜〜!!」
との声で
スタッフさん登場。
注意事項、声出しとしてくれました。
「この後Mrs. GREEN APPLEさんがどこからか入場します!」と、一斉に上手側を向くカメラ。
いやこっちやん。パネルの裏に隠れてるのかな、と思いきや、階段を降りる足音。
私の右側は階段でした。
ァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
ッフ〜〜〜〜〜〜〜〜既に人生で一番近くにいるMrs. GREEN APPLE 愛!愛!愛!
階段を降りてスタッフさんの後ろを通りぐるっと回って袖から出るはずなのに柵の間を通ろうとした大森元貴。何してんの????どうして????可愛いが。その柵通ったら私とゼロ距離だったよ、危なかったね、私が。
さあそしてステージにMrs. GREEN APPLE、
皆さん嫌な予感がしてる?
私はしてた、
記憶飛び。
ところがどっこい、今回の撮影は15分。
流石の私も少しばかり覚えていたので。
先ずはセトリ、危ない。一瞬出てこなかった。
「ダンスホール」「私は最強」「magic」
magicだけだと思ってたから上手側に置かれた多めのギターから大森元貴が受け取った時、血圧がとても上がった。
そしてダンスホールが始まり数秒後、ポケットからコカコーラが転げ落ちる。
なんでやねん!!!!!!!!
ポケットが浅いからでしょうねえ。
拾いたくない、、、恥ずかしい、、、でも後で乾杯するから絶対必要、、、、、スタッフさん取って、、、、、、
無念、しゃがみました。取れた。
ダンスホールも私は最強も、絶好調というかこれが大森元貴なんだなと信じられる声の強さ美しさで不意にセットが乱れて頬にかかった前髪の愛しきこと勝るものなしかな。
「安心してついて来い」と言わんばかりの音源超え、安定よりも不安定が似合うような表現力の高さ、目線ひとつ、指先一つが誰もが焦がれたフロントマン。ファンの中にある小さな石ころひとつを吹き飛ばす力強さ、全力のドヤ顔。わかったって、わかってるって、あんたが一番だよ大森元貴。
あとカメラにめちゃくちゃいちゃいちゃするのやめてくれへん????配信で気絶するよ、私が。
「magic」
「Hey」のタイミング間違えないように。
私は何度か大森元貴と同じタイミンで「Hey」しました。阿呆め失礼だろうが。
最後「oh」、ほぼ振られます。ちょっと音的に厳しい。でも凄く幸せそうに笑ってました。この光景が、あなたが作り始めた時に思い描いたものなら私も幸せです。この景色が、望んでいたものならば。あなたが掛けたmagic、こちらを見るあなた達もmagicが掛かるように。
どの曲か思い出せませんが、若井滉斗さん普通に歌ってましたよね。右耳がスピーカーの目の前だったしあなたの足元にいたからよく聞こえたんですけど何の曲の時でしたっけごめんね。
歌ったら喉が渇いたようだったので、スタッフさんからコーラを受け取り皆で掛け声と共に乾杯。
これは、チアーズ。
大森元貴の前に居た人はきっとあの自撮りに載ったんだろうなと思うととても羨ましい。動画切る前に自分のお顔ちゃんと映してたところも可愛かった。画面の中にもファンとの思い出いっぱいなのかな、嬉しいね。
そうして退場、階段から降りてきたので階段を昇る彼らに手を振り、7cm程のヒールで躓く大森元貴。危ないよ、やめなさいよ、ひやひやしちゃったじゃない。口からは「可愛い」が出たけども。最後まで手を振ってまたねの声も静まり、私達も退場でした。
さっきまで大森元貴が居た通路を通るから無駄な深呼吸しちゃったけど許してください。安心してください、無臭でした。
逃げるように出て、電車の中で薄っぺらなリストバンドを外してコカコーラを撫でながらイヤホンを付けて、向かったのは押上。
限定ボトル貰ったから一緒に撮りたくてつい。
ずっと幸せな気持ちのまま、電車に揺られ最寄りを降りて、不意に奇跡の15分間、当選通知からドキドキし続けた毎日、その幸せに胸が痛くて泣いた。
当たるんだね、こういうの。嬉しいね、こんなこと。
スピーカーからはっきりとブレスの音を聞いた時、歌を生き物にするあなたの、あなた自身の命がそこにあって私は嬉しくて嬉しくて、初めてライブ中に泣きたくなったよ。
好きになってから、早く会いたいなあと思い始めてから、4月、5月、6月、7月、8月、続けて勝ち得ている現実が怖い。いつかどうにもならない日が来るでしょう。でもそれさえも、きっと生きている実感に私は変えられるから。私は変えるから、振り乱してね、Mrs. GREEN APPLE 。
家に帰ってからも暫く泣いたけれど、それもどれもこれも良い思い出として宝箱に仕舞い直します。
回答を揃えて申し込む時、ちょっと間違えてた私を手助けしてくれたフォロワーさん、赤と黒で申し込めることに気付いた私、ありがとう。
へんてこな私だけどよろしくね。
そういえば、
彼らの退場間際、いつもの言葉が無くてそわそわしていた。無意識下に伸ばした手が、大森元貴を「ねえねえ」と手招く。いつも元貴元貴と呼ぶせいで「元貴、元貴」とそのまま呼んだ。あれだけ騒がしかったのに「ん?」と立ち止まり顔を寄せてくれたこと。いつもなら文字にしか出来ない言葉が声になった時、見せられた表情が。
私をまた強くする。
強く、