「モンスターハンターライズ」レビュー#5
こんにちは、近藤史一ゲーム研究会です。
「モンスターハンターライズ」について、”マルチプレイに注目しよう”というテーマでレビューをまとめたのでご紹介します。
■ゲームレビュー
研究会のメンバーがピックアップしたゲームについて、個人または複数人で実際にプレイし、各々自由にレビューを書いてみようという企画です。(扱うゲームタイトルについては新旧問いません。)
複数回に分けそれぞれテーマを絞る連載形式もあれば、1回で幅広く見る読み切り形式もあります。
都合がつく場合は、時間を決めてメンバー同士でマルチプレイを行うこともあります。
■タイトルについて
【タイトル名】
モンスターハンターライズ
【プラットフォーム】
Nintendo Switch
【発売日】
2021/03/26
【ソフトのバージョン】
Ver2.0.0
公式HPはこちら
■注意事項(レビューをご覧になる前に)
本レビュー企画では、研究会メンバーがそれぞれ感じた事をなるべく自由に表現してもらうために、寄稿してもらった内容について、ネタばれ・攻略情報などの検閲を原則行っておりません。それらの情報が含まれていると不都合な方は、恐れ入りますが閲覧をご遠慮ください。
また本レビューで記載されている内容の中には、読者の方のご意見と相反する物もございます。それらに対するご意見をコメントで頂戴しましても対応はいたしかねますので予めご了承ください。
■レビュー
▼レビュー方法
【方法】
複数人で集まり、特定のテーマに着目して遊び、気づいたことを投稿する。
【開催日時】
2021年5月21日(金) 22:00~24:00
【集計期間】
開催日から約1週間
今回は”マルチプレイに注目しよう”というテーマでレビューを募りました。以下が、その内容です。
【プレイ時間:175時間の方】
・操竜や環境生物などがあるので、チームワークの幅が広がったように感じる。
・ボイスチャットを使いながらの百竜夜行は、タワーディフェンス要素やサブ任務をどうするかなど話題も多くなるのが楽しい。
・集会所以外の場所にも4人で移動できるので、写真撮影スポットの多さも個人的には良く、よく写真を撮りあっている。
・自動の挨拶や声のかけあいが良い。ボイスチャットを繋いでいなくてもマルチでやっている感じが出るし、オンラインでのコミュニケーションが得意ではないので、負荷が軽いのはありがたい。
【プレイ時間:29時間の方】
▼食事場まわり
マルチプレイ時だと、各々が開放している団子が選べたり、施設自体のLvが参加者の中で最大になったりと恩恵が多く感じられました。特に初心者視点だと先駆者のユーザーと一緒に遊ぶメリットになり、ゲーム攻略の補助にも一役買っていて利便性を感じられました。
▼途中参加
郵便屋からセッションに入らずとも他人のクエストに飛び込み参加出来るのはマルチプレイの敷居を下げているように感じられました。また、途中で参加者がクエストを抜けても少し時間が空けば他の人が補充されるなどのケアもされていていて、クエストクリアのしやすさを改善させる要素として機能しているように感じられました。
▼自動チャット
マルチプレイ時に必須とされるコミュニケーションやゲーム特有のお作法等を代わりに自動発信させることで不必要な心理的負担を軽減させられており、参入の敷居を下げているように感じられました。
▼相互グッド
クエスト終了時に毎回送ることができ、ユーザー同士の繋がりを感じさせる効果があるように感じられました。一方で習慣的にとりあえず全員に送る印象が強く、野良同士が繋がるツールとして十分に機能しているか少し疑問があります。
▼ハンターコネクト
モンハンワールドでいうところのサークル機能相当の物に近そうですが、イメージとしてはゲーム配信者が視聴者を囲うときに使うようなイメージがあります。ゲーム側からあまり強く推されている印象が無く、一種のコミュニティツールとしての機能を提供するだけに留まっている印象があります。
【プレイ時間:475時間の方】
今作のマルチプレイに関しては,革新的だと感じる部分が2か所ある。
1つ目は,開始と終了の挨拶が自動で流れること。オンラインゲームでは,マッチングの際に挨拶をするしない問題がある。言わなければいけないというルールはどこにもないはずだが,「言わないやつは嫌なやつだ」という印象があったり,言ったら言ったで「言い方が気に食わない」という意見が出る。これらの印象や意見を回避するために,当たり障りのないテンプレート的な挨拶を”しなければいけない”という,暗黙のルールがマルチプレイのゲーム全般にあるのではないだろうか。
今作の自動挨拶機能は,これらの問題を解決しているという点で革新的だと感じるのである。自動で流れることで「挨拶をしないやつは気に食わない」という意見は出なくなり,全員同じ挨拶文なので「言い方が気に食わない」ということも起こらない。これらは設定で変更できるのだが,変更していないプレイヤーが多数であるため,基本的には上述のような状態が維持される。「挨拶とはいったいなんなのか」ということを考えさせられる意味でも,良い機能だと思う。
2つ目は,ボイス機能である。今作は,ハンターがクエスト中に自動的に喋る。最初は違和感しかなく,特にメタ的に感じるセリフを聞かされた時は鳥肌が立つほどだった。しかし,マルチプレイの回数が増えるにつれて,ハンターが自動で喋ることの良さを感じるようになった。
例えば,クエスト中に誰かに合流したときに,「手伝います!」「待ってたよ!」といった会話が流れたり,倒されてしまったときに「ごめんなさい」「ドンマイ!」といった会話が流れたりするのだが,こういったやりとりがされたとき,確かにだれかとポジティブな交流をしている感覚を覚えるのである。
プレイヤーは実際にそんなことを言っていないし,思ってもいないかもしれない。むしろ内心「へたくそがっ」とか「やられてんじゃねーよ」といったネガティブなことを思っていたり,ぼやいているかもしれない。しかし,実際に耳に入る言葉は「ありがとう!」「楽しかったよ!」といったポジティブなセリフのみである。すると,不思議と気持ちよくプレイを終えることができるのである。この機能により,知覚する情報がポジティブであれば実際のところどうなのかは関係がなく,気にすることもなくなるのかもしれない,と考えるきっかけとなった。非常に興味深く,面白い機能だと思う。
■お知らせ
▼リクエスト募集
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▼研究会について
近藤史一ゲーム研究会は、ゲームへの"様々な"かかわり方を模索し実践するコミュニティです。ゲームを遊ぶことからデジタルゲーム研究まで、メンバーそれぞれが好きな方法でゲームについて活動しています。よければ一緒に活動してみませんか?
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▼さいごに
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