「定年本」で役に立つのは、内容ではなくその共通フレームワーク
なぜ同級生たちは引退してしまうのか?ここ10年以上、ずっと考えていることがある。「なぜ同級生たちは、世の常識に従い唯々諾々と引退してしまうのだろう?」と。
前にも書いたが、私は現在72歳である。工学部の中で最も小さいとある学科の卒業生で、同期生は27名だった。少人数で仲が良いので毎年同期会を開いているのだが、現在でも現役で働いているのは、ほぼ私一人となっている。高齢化が進む現代でそれなりの教育を受けまだ元気な人たちが引っ込むのは、なんとも勿体無い社会の損失だと痛感している。