顧客コミュニティとSNSの違いを知る。そして「向いている商材リスト」が宝 by コミューン #MA21
どうも、フクパンマンです。
マーケティングアジェンダ沖縄2021において、「BASEFOODの事例から見る、事業成長に効くお客様共創型コミュニティとは。」というタイトルでコミューン杉山氏、ベースフード齋藤氏のセッションがありました。内容に興味を持たれる方が多かったのと、自分でも興味が出たのでちょっと簡単にまとめてみます。
コミューンは、顧客コミュニティを簡単かつ効率的に構築できるサービスです。実際に活用されているBASEFOODさんの事例を交えてSNSと顧客コミュニティの違いをわかりやすく説明してくれました。
※他にもQON(クオン)、coorum、TeleMeなどコミュニティ運営のサービスはあるので違いは述べません。というかわかりません
BASE FOOD Laboさんは、最近大幅に増え始めてきたコミュニティで、3年で14,000人、直近では月2,000人増えていると言います。
人数だけでなく、マーケティング的な価値も高まっているということです。
顧客コミュニティとSNSの違い
ここが一番大きなポイントなのですが、顧客コミュニティとSNSは目的を持って行うのと自由なのが大きく異なります。
SNSとはそもそも所属しているユーザーの質や目的が違う。映えではなく有益な投稿をすることがメイン。
一方、顧客コミュニティは企業がコントロールでき、かつそもそもユーザーの目的が「他のユーザーの役に立ちたいから」。
まるっきり違いますよね。
ここを混在しがちなのと、そもそもマーケティング的なバズ、売り上げなどばかり意識してしまうと失敗事例の典型になる気がします。
顧客コミュニティを運用するメリット
・顧客に対する仮説を発見する
→イノベーターが多く改善案が出る
・新しいオウンドメディア
→コンテンツが自主精算、かつコントロールできる
・チュートリアル機能
→ストックされる、他の人が助けてくれる
インサイトがわかったり、チュートリアルとしても機能してくるということでした。ふむふむ、なるほど。確かに。
そして結果的に、SEO効果で予期せぬキーワードから獲得できたり、UGCが自然発生し認知拡大にもつながります。
向いている商材以外ではやるべきではない
BASEFOOD齋藤氏は、コミュニティは向いている商材が明確にあると言います。このリストがかなり知見の宝庫なのではないでしょうか!
利用方法に余白がある、つまり工夫することでよりグッと価値が高まるということです。そしてその利用価値が世の中に知れ渡ってないこともポイント。
さらに、コミューン杉山さん版のこの「向き不向きチェックリスト」もめちゃくちゃ参考になります。
継続性があり、ある程度母数があるサービスですね。
この二つを掛け合わせると、まだまだ有効な使い方が世に広まってない、継続的なサービスで、ある程度母数が溜まってきているサービスは有効そうです。
サービスを伸長させたいからではなく、そこに困っているユーザーがいるからやる
ここからは少し持論が入ってきますが、誤解してはいけないのは、コミュニティは「顧客を囲い込みたいからやる」という発想は絶対ダメだということです。そもそも、囲い込むなんて捕虜を捕まえておくときのような言葉です。
最後に向いている商材をまとめていましたが、まさにあれ以外はやるべきではないかな、と思いました。
自分でいまいち整理がついていなかったことが、ストンと腑に落ちた良セッションでした。
それでは、んちゃ。