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『変化』の無いウェビナーの開催と参加は止めようfeat.すがけん @xxkenai さん
どうも、fkdことふくだです。
増えすぎるウェビナーについてつぶやくすがけんさんのツイートを見て、常々僕が意識していることが見事なまでにシンプルに表現されていたのでnoteります。
ウェビナー多いですね。ウェビナーやってる皆さん聞き手がそのあとどんな変化をするか考えて企画していますか?
— 菅原 健一(すがけん) 🇯🇵🇺🇸🇫🇷「価値は相手の変化量」企業の10倍成長アドバイザー (@xxkenai) June 24, 2020
「価値は相手の変化量」
ですよ。ウェビナーは一過性の需要増加ですが、今後も続くかどうかは聞いてくれた人の変化量を最大化できたかどうかです。
ウェビナー(セミナー)の「価値は“相手の変化量”」。僕が登壇するときは「ひとりでもいいからこのウェビナーを聞いて人生が豊かになってくれればいい」と思っていますが、見事に言語化されていました。
※ポイントは『価値を変化させた量』ではなく、『相手の変化量が多いことこそが価値』という意味です。初稿は混じっていたので訂正しました。失礼しました。
この内容を、主催者、書き手、話し手の視点に分けて自分なりにまとめてみました。どうぞどうぞ。
主催者:参加者の変化にコミットする三つのポイント
企画側が聞き手への変化を期待することを定義していないウェビナー。つまり、単なるホワイトペーパーっぽいサービスや企業紹介の内容で、聞いても時間の無駄なだけのウェビナー。残念ながら、ウェビナーが簡単にできるようになったいま、余計増えている印象です。
また、業界で著名な方がでるからなんとなく話してもらえれば「それっぽい話」をしてもらえるのでは、という感じに受け取ってしまうウェビナーも肌感でオフラインの時より多いかもしれません。
それらは、相手に変化してもらうことが考えられてないということに他なりません。しかし、ウェビナーならなおさら参加者の変化量に対するこだわりが必要です。なんとなく時間があいてそうだからとりあえず聞く。聞きながら別のことをしている。つまらなかったらすぐにいなくなれるから、ずっとシビアです。
すがけんさんは、そうならないように主催者は以下の3つを考えようと話されています。
1.誰が来て欲しいのか
2.主催者はどんな価値を提供できるのか
3.それで聴いてくれた人はどんな変化が起きるのか
『「企画」が無いのに登壇者だけ決まってることかなり多いです』とすがけんさんは続けます。テーマ、登壇者が決まるのは本来は1〜3なのに、著名な人がアサインできたからその人に話してもらうような内容にするということが割と主流になっています。
セミナーが終わった後、参加者にどんな気持ちや考え方の変化を起こしたいのか。さらに、その変化量が大きく設計できればできるほど素晴らしいセミナーです。
「相手の変化量」を評価とし、コミットするのです。とりあえず何かを受け取ってもらいたい、はNGです。
もちろんセミナーごとに目的は違いますから、「サービスや商品を紹介したい」「ブランディングを強めたい」というのは最終的なゴールとしてはあっていいですが、それは視聴者の考え・視点・気持ちを変えなければ達成できません。
聞き手:自発的コミットする二つのポイント
しまこさんがまとめていますが、ウェビナーをまとめたカレンダーは毎週びっしり文字で埋まっています。
ウェビナー疲れという言葉が出ています。それは、面白そうなウェビナーが溢れていてたくさん聞いているうちに疲れてしまった人もいるのでしょうが、一方で聞く前にそもそも選ぶこと自体も疲れている人の方が多いと思います。
それは、聞く方にも大きな問題があると思います。どれを聞くか選定するときに、もしくは聞くウェビナーを決めたあと、みなさんは以下のことはしていますか?
①参加するウェビナーにはどういったことを期待しているのか。このウェビナーを通じ自分がどういう変化をしたらウェビナーを聞いてよかったと思うのか。
②参加した後にアウトプットする準備をしながら聞いているか。
これを参加者自身がするようになれば、ウェビナーを選定するときの大きな指針となります。参加した後の虚無感もなくなるでしょう。
もちろん、①が大事です。「著名な方が登壇するから」だけでは、何が得られるのか未知です。すがわらさんがおっしゃるとおり、主催者や話し手がどんな変化を期待しているのかをしっかり見極めましょう。
②はほとんどの人ができていないのではないでしょうか。社内のメンバーにメモでもいいから共有しましたか?Twitterで一言でもいいのでつぶやきましたか?聞いたその時はためになった、役に立ったと思っていますがアウトプットをするのとしないのでは、記憶への残り方は絶対違います。
とりあえず参加する、はやめましょう。時間の無駄ですし、主催者の成長にもつながりません。関係が希薄なウェビナーだからこそ、聞き手も変化に自発的コミットしないといけないのです。
話し手:安易に受けない二つのポイント
最後に話し手の視点。これは自戒の意味も込めて。ありがたいことにウェビナーにも数回登壇させていただいておりますが、ウェビナーにすることにより時間や場所の拘束時間が極端に減ったので、主催者は依頼しやすくなりました。結果、依頼いただく件数が増えただけだと思います。
だからこそ、依頼いただいたときは厳しく以下二点について見極める必要があると感じました。
①ウェビナーのターゲットと、そのターゲットにどう変化して欲しいのかを主催者に聞く(答えられないなら出ない)
②それが自分が話すことで達成できるのかを見極める(達成できないなら辞退する)
そして、当日は変化させたいポイントについてしっかり話すという意識を強く持たなければなりません。
話し手も、相手の変化量を最大化する依頼の受け方と話し方が必要です。
主催者、参加者、話し手がこれをできるようになればウェビナーは素晴らしいものになる
場所や時間の制約を受けにくいから、今後もウェビナーは増えるでしょう。セミナーをデジタル化するという発表も各社が出し始めています。
その中で、【なぜそのウェビナーを企画するのか】【それになぜ参加するのか】というそれぞれの自問自答がよりウェビナーの質を高め、インプットの質を高め、よりよいアウトプットにつながっていくことでしょう。
それでは、んちゃ。