Sachiko Fujiwara / neighbors

美大で建築を学んで以降、好奇心の赴くまま、デザインや環境問題にそっと寄り添いながら暮らしています。「心の」ご近所さんたちと楽しくやるために、屋号「neighbors」として活動。社会課題は個人の小さな幸せの集積で解決、さあ世界を今よりちょっと良い方向へ(本気)。

Sachiko Fujiwara / neighbors

美大で建築を学んで以降、好奇心の赴くまま、デザインや環境問題にそっと寄り添いながら暮らしています。「心の」ご近所さんたちと楽しくやるために、屋号「neighbors」として活動。社会課題は個人の小さな幸せの集積で解決、さあ世界を今よりちょっと良い方向へ(本気)。

最近の記事

Day7: バータ靴博物館/BATA SHOE MUSEUM

なんとか最初の一週間が終わろうとしている。学校は4週間が1タームで、2週間毎にテストがある。途中参加の私は、入学一週間でこの期末試験を受けることになる。テスト範囲のうち、学んでないユニットが半分あることが気になり、Grammarの先生に「読んでないユニットがある」と言ってみたら、「次のレベルに進級したいなら受けて。今日のパラグラフもよく書けていたから大丈夫。それとも別のケアが必要なの?」と言われ、「OK。アドバイスありがとう」と言うのが精一杯。 そのまま帰宅して試験勉強なん

    • Day6: 罪悪感のないお菓子/Guilt-free snack?

      平日は9時から14時半までESLの授業がぎっしりなので(ランチタイムも40分!)、授業終わりには脳みその天地がひっくりかえったような状態で疲れている。トイレの鏡で自分の顔を見て、ぎょっとするほど老け込んでいるので、相当だったと思う。なので、甘いものが欠かせない。甘いものの中でも特にチョコレートが好きな私が、なんとこの数日ほとんどおやつを食べていないではないか。それは買いに行くパワーがなかったから。笑 そこで、ホームステイから徒歩1分くらいのところに、「Health Plan

      • Day5: 英語のエッセイ/Narrative paragraph

        私がトロントで通ったのは、ダウンタウンからTCC(地下鉄)で20分ほど北上したEglington駅近くにある中規模校。ここを選んだのは、先生がフレンドリーで生徒との距離が近く、校内のEnglish onlyルールが徹底されているという情報があったから。カナダの語学学校では、マンツーマンの授業というのはほとんどなく、たいてい1クラス10〜15人程度のグループレッスンで、国籍はアジア圏(韓国、日本、ベトナム、台湾)や中南米(ブラジル、コロンビア)、中近東(サウジアラビア)が中心。

        • Day4: ニュースチャンネル/CP24 - Toronto News

          4月のトロントは予想外に寒く、道路も中途半端に溶けた雪でドロドロ。スニーカーとフラットシューズしか持ってきていない私は、最初の数日は、語学学校からちょっと買い物などをして(綿棒とかドライヤーとかの日用品)ステイ先に直帰。ホストマザーも「たぶん今週はずっとこんな感じだと思うわ」とのこと。仕事をしているマザーは夜にしか帰宅しないので、英語に慣れるためにテレビを見て過ごしていた。 この「CP24」はカナダのニュースチャンネルで、一画面に情報が満載のマルチパネル表示。左上がニュース

          Day4: 綿棒 / Cotton bud

          私がトロントに来た目的は、主に2つ。語学学校での英語学習と、カナダのマルチカルチャーを肌で感じてくること。期間も半年と限定しての渡航なので、荷物は最小限。サムソナイトの布製トランク(100リットル)ひとつに収まる分だけ。足りないものは現地調達と決めていた。 今日は学校帰りにヘアドライヤーと綿棒が欲しくてLexall(1904年創業のカナダのドラッグストアチェーンで街中にある)に飛び込んだ、まではよかったが、綿棒を英語で何と言うかとっさにわからず、「えーと、欲しいものがあるん

          Day4: 綿棒 / Cotton bud

          Day3: 礼拝 / Worship

          (写真は、ホームステイ先の集合住宅) ステイ先のファミリーはフィリピン系カナディアンのいとこ同志の女性たち。彼女たちはとても敬虔なカトリック教徒なので、日曜日には礼拝に行くとのこと。わたしもウン10年前にカトリックの学校に通ったので、礼拝の手順は理解していたし、なんであれホストファミリーが大切にしている価値観をリスペクトしたいという思いがあり「私もジョインしていい?」といったら、「もちろんよ!堅苦しいものではなくて、どんな宗派もウエルカム」と。 で、参加してびっくり。場所

          Day2: 水洗トイレ / It doesn't flush!

          (写真は「流れ」をイメージしてナイアガラの滝) 前日のピアソン空港入りが遅い時間だったので、とりあえず近隣ホテルに宿泊するも、明け方にトイレが流れていないことに気づいた(私が大量に流したとかではなく)。ヒルトンなのに!ヒルトン姉妹はあんなにゴージャスなのに、トイレおそまつすぎ。 とりあずロビー階のトイレに用を足しついでにレセプショニストに修理を依頼したけれど、「8時までお待ちください」という非常につれない返事(カナダ、言うほどフレンドリーじゃないなあという第一印象)。それ

          Day2: 水洗トイレ / It doesn't flush!

          Day1: 春の東京から冬のトロントへ / From Tokyo to Toronto

          (写真は滞在したホテルの部屋からの眺め。左にこれから向かうべきバス停が見えて萎える) 私が到着した4月のトロントは、まだ完璧な冬だった。東京からロサンゼルス経由で20時間かけ到着したトロントピアソン空港から外に出ると、気温はマイナスだし、雪!でも、これから始まる冒険にドキドキワクワクが止まらず、気合いが入りまくっていたので、長Tにフリース一枚しか着てないのに不思議と寒さは感じない。 夜間到着なので初日は空港近くのヒルトンに予約していたけど、待てど暮らせどシャトルバスが来な

          Day1: 春の東京から冬のトロントへ / From Tokyo to Toronto

          帰国

          (English below.) 2018年10月。半年ぶりの羽田空港に到着。トロントからミネアポリス乗継の約20時間のフライトと、アジア独特の湿気と、地上乗務員と中華系乗客の激しめのやりとり(質問しているだけなのに厳しく聞こえる)に、ぐったりしていた私は、新しく導入された顔認識システムでスムーズに入国できた感動も薄いまま、ラッゲージクレームや税関を経由して急いでタクシーに乗りこむ。 久しぶりの日本の風景、さぞかし懐かしくと期待したが、昨日まで滞在していたトロントと全く違う