キエフ大祖国戦争博物館
キエフのドニエプル川沿いにある大祖国戦争史国立博物館には第二次世界大戦と今なお続くロシアとの軍事衝突に関する写真や資料なとが展示されている。
武器などの実物と写真を使用し、臨場感溢れる博物館となっている。
こちらの記念像の下が入口だ。
入場料は一人20UAH約80円。
カバンは持ち込めないので、地下に預けてから入場した。
入口付近にはウクライナ軍の軍服が展示されている。
一階の入口付近には主に、2014年のクリミア危機から始まっているロシア・ウクライナの軍事的衝突に関する資料や写真、武器などが展示されていた。
ウクライナ東部で繰り広げられるロシアとの衝突により、経済が著しく影響を受けている。
こちらのサムスンのタブレット。
銃弾を受けとめたのがわかる。
ここ数年で使用された兵士のノートや手紙が生々しく並ぶ。
我々と同じぐらいの歳の兵士達がウクライナ東部で今も緊迫状態にあるこの現実。
今の状況に甘んじず、精一杯生きねばと背筋が伸びた。
1階の奥から2階にかけては第二次世界対戦の資料や写真、武器が展示されている。
▽ナチス軍の制服
▽ナチス軍の武器
ウクライナでもユダヤ人の迫害が行われていた。
▽アウシュビッツの部屋には有刺鉄線と子供の服が展示されていた
こちらのホールには、虐殺の際に利用された処刑台や、人の皮で作った手袋や石鹸が展示されていた。
人は何とも恐ろしい生き物だ。
戦争というウイルスが頭の中を支配し、
人を化け物に変えるのだ。
日本軍の国旗や武器も展示されていた。
戦争で犠牲になった方々の写真が壁一面に。
展示に様々な工夫をしており、来客を釘付けにさせる。
1時半ほどじっくりと見入ってしまった。
同じ過ちを繰り返さないようにこういった歴史博物館が建てらているが、今なお続く武力衝突、戦争。
その政府を作っているのは、政治家を選んでいるのは国民であって、我々である。
一人一人が自覚をもって政治に目を向ける必要があると改めて感じた歴史博物館だった。
ヨーロッパを回っていると、歴史との遭遇は必須だ。
現地の人と話をしても絶対に話がでる政治、歴史。
自分もこの旅で多くの政治・歴史に触れ、ローカルと語り、知識を深めることができている。
これからも目を背けず、自分たちの未来の子供達に伝える義務があるのだ。
▽ナチスの象徴ハーケンロイツと鷲。
鷲の羽根は削ぎ落とされている。
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