エリトリアという国
初「エリトリア」人
今回ミュンヘンでお世話になっているホストファミリーには1歳のベイビーがいる。
彼の名は「ヨナ」。
ドイツ人ママのハニーさんとエリトリア人パパの一人息子さん。
ママは大学院に行きながら子育てをしている。パパはドイツ語を勉強しながらフォトグラファーを目指している。
歴史の教科書では聞いたことがある「エリトリア」。
エチオピアの隣国らしく、昔イタリアの植民地だった。彼はエリトリアから来た難民だそうだ。
早速「エリトリア」について検索してみた。
すると、
「国連が警告。独裁国家エリトリアの想像を絶する現状」byNAVERまとめ
「アフリカの北朝鮮では全国民ふぁ奴隷だ」by日経
世界最悪の独裁国家のひとつです。今年(2010年)、HRWが発表した世界人権年鑑によれば、エリトリアは、人権侵害のオンパレードです。
というタイトルを見るだけで寒気がするような記事が多い。
しかしわ
エリトリア大使館の紹介文はかなり好印象だ。
駐日エリトリア大使館―「紅海」という名を持つ国へようこそ!
エリトリアは人類の歩みと同じくらい古い歴史を持った国であると同時に、アフリカでは二番目に若い独立国です。エリトリアの豊かな文化遺産や、小さな国土にコンパクトに収まった多様な美しい自然、親切で誠実な国民性は、みなさまの旅行やビジネスを快適なものにしてくれるでしょう。エリトリアはまた、多くの珍しい植物、哺乳類、爬虫類、鳥類や海洋生物に恵まれています。無垢の海洋生態系、先史時代まで遡る考古学遺跡や、都市の現代建築群は、多くの旅行者にとって大きな魅力となるでしょう。
みなさま、「雲の上の島」と呼ばれる標高2600mの首都アスマラから、紅海に面した港町マッサワまでの「2時間で3つの季節」と言われる旅を蒸気機関車やドライブで体験し、味わってみてください。
といった、旅人なら行きたくなるような内容が掲載されていた。
もう少し検索してみた
「エリトリアに行ってみた」で検索。
旅人の情報をチェックすることに。
「ちょっと前まで紛争してました」ってところに行くのはとても興味深い。
そしてアフリカの北朝鮮とも呼ばれて、メディアの自由度ランキングは最下位(キタと同じ)、独裁大統領、地中海渡ってる難民アフリカンは大体エリトリア人、とめちゃくちゃ評判悪い訳です。
でも実際行ってみて、アスマラ市内とてもよかった。郊外に出てないので雰囲気はわかりませんが、報道で言うほどひどくはないなぁという印象。
しかし選ばれしもののみが恩恵を受けてるのかもしれないのでわかりませんねー。
確かに他にも英語の記事や中国語の記事を読んでみたが、否定的な記事が多いのは確かだ。
彼もエリトリアにからの難民であるそうだ。
国境を越えて、イタリア、ドイツと渡り住み、最愛のパートナーを見つけ、今こうして最愛の息子も出来たという。
一体どれほどの苦労をして海を渡ったのであろう。
我々の想像を超える「死と隣り合わせ」からの脱出であったのであろう。
さいごに
今回直接彼と話することは出来なかったが、彼女の話から色々感じるものがあった。
今回ホストファミリーと一緒に過ごして一番感じたのは、「家族愛」だ。
家族のために必死で働らくパパ、ママ。
どこの国でも万国共通である。
見知らぬ旅人二人を受け入れてくれたハニーさん、彼女の優しさは彼との出会いのバックグラウンドから来ていたのであろう。
本当にありがとう。
人の優しさに触れた、ミュンヘンは私たちに最高の温もりを与えてくれた。
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Have a wonderful day!
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