吹き抜けがある間取りで空間が勿体ないと感じさせない利用法とは?
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
明るいリビングにしたい、解放感が欲しいなどで、吹き抜けを採用したいという方が多くなっている一方で、吹き抜け部分の面積がもったいない(吹き抜けになるくらいなら収納や部屋を広くしたい)とか、寒くなりそうで不安という方もらっしゃいます。
吹き抜けがある間取りで空間が勿体ないと感じさせない利用法とは?
吹き抜けを作ると寒いというのは、住宅自体の性能や暖房計画の問題も絡んできますので、一概には言えませんが、吹き抜けが欲しいという方の中でも、気持ちのどこかには「上手く空間を活用できればいいのになぁ」、「ちょっと勿体ないと感じてしまうなぁ」という気持ちがあるのは事実です。
そこで今回は、吹き抜けのある間取りでも、空間を無駄にしていると感じさせない利用法について、施工例をご覧いただきながら解説をしておきたいと思います。
吹き抜けの利用方法1
一般的に、吹き抜けを作るということは、吹き抜け部分には床はないというのが普通です。しかし、木で格子を作り、吹き抜け部分を歩けるようにすることで利用方法はグッと高まります。
今回ご紹介するお家は、南側のリビング上部に吹き抜けが設置されている、高気密高断熱のエコ住宅仕様のお家です。間取りづくりの検討時点において、バルコニーも南側に設置したいというご希望も叶えるため、2階ホールからバルコニーへつながる動線をどのように取るかというのが問題でした。
そこで吹き抜け部分に格子を設置し、2階ホールからバルコニーへの動線を確保しつつ、空気の循環やある程度の明るさを間接的にリビングに取り込めるという吹き抜けの良さを残す方向で検討を進めました。
リビングで暖められた空気が吹き抜けから上昇してきますので、このスペースに設置してあるホスクリーンに洗濯物を干せば非常に早く乾きます。
リビングから見上げるとこんな感じです。また吹き抜けを作ることで、2階の利用できる面積が少なくなり、居室や収納を十分に確保できないという問題についても、吹き抜け部分に格子を作ることで回避することが出来ています。
もちろん完全な吹き抜けに対して、解放感や入ってくる明るさは低下してしまいますが、「吹き抜けの良さ+スペースを無駄にしない」という両立が実現できます。
吹き抜けの利用方法2
吹き抜けの利用方法は他にもあります。こちらも以前にお引き渡しをさせていただいた吹き抜けのある、高気密高断熱のエコ住宅仕様のお家です。こちらのお家では、ペットとして猫を室内で飼われており、キャットウォークをご希望されていました。
そこで、吹き抜け部分を利用して、猫が自由に動き回ることのできるキャットウィークを作り、お施主さまにも猫にも大変喜んでいただきました。
もし将来、部屋として利用することになった場合にも、リフォームで対応できるように設計段階から計画しています。
リビングから見上げるとこんな感じです。先ほどの人が歩けるタイプの格子の床よりも、木の間隔が広く施工をしています。
最後に
吹き抜けについては、プロからも家づくりを検討している方、あるいは家づくりを済ませた方からも賛否両論があるのも事実です。考え方や視点が違えば、吹き抜けはメリットにもなりデメリットにもなります。ぜひこの機会に、吹き抜けについてご家族で考えてみるというのはいかがでしょうか。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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