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加速する技術のオープン化と知の共有

テレビを全く見ないが、たまたま付けたNHKの番組で「技術のオープン化」といったタイトルだった。

内容は技術を持った企業やスポーツ選手か、そのノウハウを惜しげもなく公開するという内容だった。

自らのノウハウを多くの人に知ってもらい業界全体のレベルアップを繋げるのが目的で、本人しか知らなかった技術を噛み砕いて論文化し公開する。

そんな、話をしていたら【ポテトチップス】の話を思い出した。

そもそもポテトチップスは1800年代の中頃、ニューヨークのレストランで”料理”として誕生。
それが1930年頃、スナックとしてパッケージ販売され、全米各地で大ブームを巻き起こしたという変遷がある。

そのアメリカの大ブームに反し、日本人には全く見向きもされなかったポテトチップスを日本に広めた伝道師がいます。
それがハワイに戦前住んでいた濱田音四郎さんです。

1940年代後半、帰国した濱田さんがハワイで培った技術をもとに会社を立ち上げて「Hula's Brand」チップスの販売を始めたんです。
最初、米軍キャンプぐらいにしか相手にされなかったのを根気よく営業を続け、「薄切り馬鈴薯揚げ」を徐々に世間に浸透させていった。
しかも、なんと濱田さんは業界発展のためにと、あえて製造方法に特許を取らず、ライバル会社にも快く製造方法を技術指導した。

80年前にも、同じような事が行われいたという事だ。そんな事を考えた
ながら朝時間を過ごしたのであった。

と言う事で、いってらっしゃい。

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