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総合型クラブを生業にして15年。ふりかえり④『組織づくりより事業づくり』

総合型地域スポーツクラブ(以降、総合型クラブ)を立ち上げ15年目(2024年3月で丸15年)。総合型クラブを(ヒーヒー言いながらも)生業にしています!(笑)

先日、年齢にして、ひとまわり下の、親交が深い他の総合型クラブマネージャー仲間からクラブ15年目ってどんな感じですか?という問いに、いまいち良い返しができず残念だったことがあり、みえている景色を、頭を整理しながら、ふりかえりを残していきます!

※※※※ここから本題※※※※


地域でのメンバー集めは難しい

総合型クラブをつくる以前から、仲間同士でスポーツチーム活動をしていて、その後さらに仲間以外の人達でも、参加でき、競技レベルも問わず楽しめるサークル団体活動を何年か経験していたこともありますが、感じていたのが、活動をより広めていくことの難しさでした。

当初からホームページはありましたが、基本的には口コミが広げていく手段だったので、今日は何人来るのかな?前回はじめて来た人達は来てくれるかな?といつも気にしていたのことを覚えています。(まだ自分も20代で、総合型クラブを立ち上げる前、今から20年以上も前のことです)

地域には、市の広報誌や掲示板があるものの、自分達がターゲットとしていた世代は、それらを見ておらず、市の公共施設に活動案内チラシを置かせてもらえたらと思ったものの、かなわないという感じでした。当初は地域でのメンバー集めの難しさを感じました。

新たな課題!ニーズから場をつくっていくことを考える!!


数年のち、参加者自身がそれぞれ声かけしていき、30~40名(多い時は50名以上)の活動にまでなりました。そのなかには、小学生の親子連れの参加者も何組かありました。ただ、さすがに低学年は別にしたほうがいいのではないかと声がでました。そしてコートの隅で低学年のためのバスケミニミニ教室をすることに!

しかし、小学生の子ども達が増えるにしたがって、スペースが狭くなり、他の会場でできないかと考えるようになり、保護者の方々もそれをのぞんでいました。

さらに別件でスポーツ少年団チームが勝利至上主義で子ども達がいつもコーチから人格否定ともとれる言葉をあびせられ、楽しめていないので、そういう場をしてもらえないかという声や、

中学生や高校生向けのバスケ教室をしてもらえないかという声もあり、それらのニーズに応えられている場がないことも分かり、様々な場づくりが必要であると考えるようになります。

多世代バスケ(2004年頃)

組織づくりより事業づくり

そんな頃に、総合型クラブという事業を知り、その時思ったのは、それらのソフト(場づくりのコンテンツ)がカタチとなる仕組みづくりとして、総合型クラブを活かしていけるのでないかということでした。

総合型クラブをつくることをサポートするマニュアル的なもののなかでは、まずは組織づくりから!とされているものの、前述したように、アクションしていこうと思う場づくり(定期コンテンツ)にイメージがあり、それらを進めていくための人材探しという感じであったことや、

既にボランティアとして協力参加している、市体育協会(現スポーツ協会)が組織重視であり、大きなイベントなどでサポート人員の動員することは得意ですが、新たな事業へのアプローチが苦手、というか実際ほぼできないことを経験していることもあり、

組織づくりよりも事業づくりというスタンスを重視していきました。


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