総合スーパーからの脱却
2024.4.30.日経新聞より
7iホールディングスのイトーヨーカドー切り離しが始まろうとしている。
前回の記事でも述べたが、小売の輪によって、町商店街から、百貨店、スーパー、総合スーパーへと業態を変えていった。今は、コンビニが幅を利かせている。
7iは、コンビニ、金融、レストラン、百貨店など様々な業態を傘下に置いていた。
「そごう」「西武」の売却は記憶に新しいが、創業家の売却には二の足を踏んでいた。創業鈴木敏文氏なきあとも、創業の力が強かったのだろう。
しかし、セブン&アイの株価はうわ止まりしている。
もう、創業切り離ししか、ないのだ。
考えてみれば、近所のイトーヨカドーは、減ってきている。たまにいくと、昔ながらのジャスコや、アピタなどの様相がある。
やはり小売の輪は、回っているのだ。
精鋭がコンビニ事業に引き抜かれて、既存のGMS業態には、打ち手がないのだろうか?
小売における問題点はなんなのか?
課題を検討してみたい。