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無意識層と仏教
西洋科学ではフロイト以降
無意識層に着目し、ユングがより普遍的な集合的無意識層について論及しましたね。
それによって、あらためて人間の行動とは、理性を越えた深層心理等が影響を及ぼすという知見が広まりました。
実は驚くべきことに仏教では、フロイトから遡ること約二千年前に無意識層についての論等が成立されていたのです!
この話の基には以下の論が挙げられます。
九識論(くしきろん)
仏語。 眼・耳・鼻・舌・身・意・末那 (まな) ・阿頼耶 (あらや) の八識に、阿摩羅(あまら) 識を加えたもの。
つまり、五感
①眼
②耳
③鼻
④舌(味覚)
⑤身(皮膚感覚)
に加え
6感
⑥意識(考えたりすること)
⑦末那識 (まなしき)
上記、眼、耳、鼻、舌、身、意という六つの識の背後で働く自我意識のこと
↑これが実は西洋科学で述べられた無意識層とリンクされるところです。(主観的推論)
また更に仏教では、より人間の深いところに入っていきます。
⑧阿頼耶識
阿頼耶とは蔵という意味。
この阿頼耶識を説明するにあたり前提として
(いきなり話が飛びますが)
生命が過去から未来に輪廻していきます。
この生命の深層心理の奥の奥に蔵が有り、
そこに善悪の業が貯まるというのです(・・;)
オソロシヤ(゜ロ゜)
唯識論的世界観を提唱する
いわゆる奈良仏教の法相宗等では、これでオシマイなんですが、さらに法華経嫡流の初期天台宗等において、、、、
⑨阿摩羅識
という計り知れない領域を述べました(´∀`)!!️
これは何かというと、一切法の根本にして、常に我々の生命の中にあり、最高の尊厳性(仏教的に言えば仏の境界)を意味するもの。
九識について難しすぎるので
追々説明いていきたいです。
仏教って奥が深すぎ(・・;)
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