体温に差があるのはなぜ？

金曜担当柿平です。よろしくお願いします。

新型コロナウイルスの感染防止のため、今や自宅だけでなく、病院や学校、職場など、施設に入る前に非接触型体温計を額にピッとかざされることが当たり前になりましたね。Ｋ-ＦＩＴでも非接触型体温計が受付に設置してあり、入店する前に必ず測っていただいてます。体温が高くないかどうか、事前にチェックするためですが…

最近気温が下がってきて、「Ｌｏ」と、低体温エラー？が出てしまい、何回も計測しなおしになる人を多くお見かけします。私の体温が一般に比べて低いのでは？！とよく不安の声を聴くことがあります！

体温には１日のリズムがあり、午前3時から７時頃までが一番低く、そこから徐々に上昇し、午後2時ごろが一番高く、その変動差は±0.8度程度あることが報告されているそうです。食後や運動後、入浴後も体温は上昇します。加えて女性は月経周期によっても変動があるそうです。

このように体温は１日の中でも、数日の周期でも、変動します。

また、外気に接触する皮膚表面は、季節や環境による外気温の影響を受けます。皮膚温度は測定部位によって異なるので、測る場所によって差がでてしまいます。手足など体の中心から離れるほど、室温などの影響を受けて低くなってしまったり、安定しません。測定する部位ごとに得られる温度も異なるので、それぞれの部位の平熱を知っておかないと、どうして測るたびに体温が違うの？となってしまうわけです。

皮膚表面温度が低いからといって、低体温、冷え症状を判断するのは不十分です。これからますます寒くなる時期なので、自転車や歩きで通われている方は表面温度が低く測定されてしまうかもしれません((+_+))厚手の手袋をする、顔を冷やさないように帽子をかぶる、室内で少し体を暖める、ホッカイロを使用するなど対策をしてみてください！

室内はエアコン完備ですが、コロナ対策のため換気を行っていますので、防寒対策も忘れず、ご来館ください！