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11月17日(木):Jリーグの新たな成長戦略
先般にはJリーグから2023年以降の新たな成長戦略としてクラブへの配分金の比率を見直す旨の発表がありました。
今季の均等配分金はJ1が3億5千万円、J2は1億5千万円でしたが、J1の上位約10クラブへの支給が手厚くなります。
またJ1とJ2の配分金比率を現在の「約2対1」から「5~6対1」へ段階的に変更する、とのことです。
欧州でリーグの1部と2部の配分金比率はスペインで9対1、ドイツで6対1くらいだというので、徐々にそこへ近づけていくイメージでしょう。
Jリーグは良くも悪くもクラブ間の実力が拮抗していて、シーズンごとに上位の顔ぶれが入れ替わったりします。
それはどこが勝つかわからないという面白さがある反面、ビッグクラブが育ちにくい土壌でもあります。
特にアジアという枠組みや市場に目を向けた時に、そこでJリーグクラブが競り負けている現状を踏まえると、配分金の比率を見直すことは必要だと感じます。
アジアチャンピオンズリーグを勝ち抜くには国内のリーグ戦、カップ戦と並行してそれを戦わなければならないから、メンバー間の能力に遜色ないレベルで2チームが編成できるだけのチーム編成が求められます。
当然ながらそれをするには資金が必要なので、アジアも含めて戦っていくクラブに対してはリーグからも手厚い配分にしていかないと、クラブ側だけで全てのリスクを背負えず、対応が難しくなりますからね。
世界の市場でサッカーが有益なコンテンツであるように、アジアにおいてもサッカーへの興味関心は非常に高いものがあります。
クラブレベルでもアジアの中でJリーグクラブが躍動し、アジアの他国民もJリーグを観るような状況になれば、Jリーグの価値も高まり放映権料も引き上がります。
Jリーグ開幕から四半世紀を経て、リーグもクラブも更なる成長のステージに入っていけばと思います。
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