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6月29日(水):リーダーに求められるエモーショナルインテリジェンス(感情的知性)

本日も社内の話を少しばかり。

昨日は自社フィットネスクラブのとあるマネージャーが定量面な数字にイレギュラーが表れてからの問題発見や対処ではなく、それ以前の日常での取り組みを通じて問題を拾い上げ、改善をしていくような定性面でのマネジメントの重要性、必要性について実体験を通じて理解を深めたことに触れました。

昨日にも記したようにフィットネスクラブのようなサービスの現場では「定性は定量に先立つ」し、「定性が定量をつくる」ことへの理解が要ります。

この定性的な面へアプローチをするうえで大事だと思うのは、私たち社内で言うところの「人間対人間」をやることです。

現場は対お客様にせよ、対スタッフにせよ、それは人と接する局面の集合体であるからです。

だから相手を全人的に捉えて、誠実に向き合う姿勢なしには、定性の領域で拾い上げられる情報量が少なくなってしまいます。

少し話は飛びますが、今週の日経ビジネス「編集長インタビュー」のコーナーでは世界的な人材サービス会社であるアデコグループのCEOの記事でした。

そこでコロナを経てリモートとリアルが入り交じったハイブリッドな世界でリーダーに求められることは、他人がどう考えているかを理解する「エモーショナルインテリジェンス(感情的知性)」が重要になってくると説いていました。

話の出どころ、文脈そのものは全く違うものですが、結局のところリーダーにとって大事な要素というのは普遍的であって、本質的なものに帰結するのだと思っています。

エモーショナルインテリジェンスと横文字にすると、なにやら新しい概念に感じたり、少しばかり格好よく見えますが、他人がどう考えているかを理解するのは「人間対人間」で求めていることそのものです。

以前に全社員研修の際に「人間対人間」をもう少し嚙み砕いて説明した際にはガンダムのニュータイプの概念でもある「誤解なく分かり合えること」を提示しましたが、それとも符号します。

定量も定性も含めて良い現場、良いクラブをつくることができるリーダーというのは、つまるところ「人と向き合うこと」から逃げずに、「人と場に強い」存在なのだと思います。


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