12月9日(金):次世代育成の環境づくり

サッカーに関連した話をもう少しばかり。

昨日は視聴環境としてのABEMAに触れましたが、これから先の日本がサッカー大国との彼我の差を埋めていくには選手の育成は不可欠です。

そのためにはW杯の経験者、欧州の舞台で活躍した選手が監督、コーチになり、次世代の育成を進めていくことがひとつでしょう。

また人が育つ装置ということでいえば選手が身を置くクラブが多様化していくことも大事になります。

先般にはJリーグも順位に応じてリーグからの配分金にメリハリをつけ、日本でもビッグクラブが生まれるような環境づくりに着手をしました。

また国外に目を向けるとベルギーのシントトロイデンは日本のDMMがオーナーで、日本から欧州に渡る選手の入り口の役割を果たしている面もあります。

そのほかの例では元日本代表の三都主アレサンドロが「世界に通用する選手を育てたい」との思いからブラジルで三都主サッカーアカデミーを設立し、さらに育成した選手の受け皿として2020年末、日本企業の助力を得てアルコというトップチームを創設しています。

ブラジルのパラナ州で立ち上がった同クラブは州の一番下のカテゴリーである3部で優勝して2部へ上がり、翌年にも昇格して州のトップリーグへ到達しました。

育成年代の下部組織には日本人選手も所属をしていて、こうしたところでも将来の日本代表になるかもしれないプロ予備軍が育成されています。

またブラジルでの選手育成でいえば元ブラジル代表選手で2002年の日韓W杯の優勝メンバーでもあるエジミウソンが立ち上げたクラブには、日本の企業が運営にも関与しています。

こちらのFCスカはトップチームを持たない完全な選手育成方のクラブで巣立つ選手の売却益でやっていくモデルですが、同クラブにも日本人選手が所属をしてプレーをしていますね。

こうして選手が育つ環境が国内外で多様化することで、日本の次世代の育成も幅が広がるし、その質も高いものになっていくでしょうから環境面の拡充にも期待をしたいと思います。


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